【京都】世界遺産・上賀茂神社にて、奉納演奏『音の逢ふひ ーAOIー』開催決定。閉門後のたそがれ時から、ならの小川をまたぐ重要文化財「橋殿」を舞台に、川のせせらぎと雅楽・地歌・現代の音が交わる幽玄な一夜

~グラミー賞などにノミネートされた『SHOGUN』音楽の総合アレンジャーとして知られる雅楽作曲家・石田多朗が音楽構成・出演。チケットはPeatixにて8/18より販売開始~




MOON LLC(本社:東京都港区/代表:琴川夕星)は、京都・上賀茂神社(賀茂別雷神社)にて執り行う奉納演奏会『音の逢ふひ ーAOIー』の開催を発表いたします。

開催日時は2026年9月22日(火・休)17:00~20:00(開演18:30)で、入場はチケット制です。舞台は、ならの小川をまたいで建つ重要文化財「橋殿(はしどの)」
二の鳥居閉門後、通常は参拝することのできない夕暮れ~夜の境内で、川の両岸に設けた客席が一夜かぎりの奉納演奏を囲みます。

出演は、雅楽作曲家・石田多朗(キーボード・Voice)、第67代斎王代を務めた山内彩(箏・三絃)、「邦楽二.〇」主宰の渥美幸裕(ギター)、ほか。雅楽・地歌・現代の音が、悠久の時を経て、ならの小川の上で合流します。

◇ 京都・上賀茂神社/橋殿について ◇

上賀茂神社・楼門

上賀茂神社(かみがもじんじゃ)は、正式名称を賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といい、京都最古の社のひとつに数えられます。御鎮座は伝承では2600年余り前に遡るとされ、境内はユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録。五月には京都三大祭のひとつ「葵祭」が斎行されることでも知られます。


左「御手洗川(みたらしがわ)」と右「御物忌川(おものいがわ)」が合流して「ならの小川」へ


中央:上賀茂神社の境内にある歌碑

境内を流れる「ならの小川」は、百人一首にも詠まれた清流です。


菱川師宣『小倉百人一首』より
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
みそぎぞ夏の しるしなりける
(藤原家隆・1229年)




その流れをまたいで建つのが、国の重要文化財でもある「橋殿」
通常は神事でしか使われないこの殿舎を舞台に、本公演は執り行われます。

左「細殿(ほそどの)」、中央「橋殿(はしどの)」、右「土屋(つちのや)」


上賀茂神社・橋殿

◇『音の逢ふひ ーAOIー』について ◇

河を流れる二葉葵は、3つの時空を表している

「あふひ」は、葵の古語。
上賀茂神社の御神紋・二葉葵(ふたばあおい)は、一つの茎から二枚の葉が向かい合う--それ自体が「逢う」かたちをした植物です。そして古来、「あふひ」には「逢ふ日」が重ねられてきました。

二葉葵(ふたばあおい)

神と人が逢う日。音と音が逢う日。
上賀茂神社の御鎮座は、伝承では「2600年」余り前。そして、雅楽がこの国に根を下ろしておよそ「1300年」。偶然にも、神社の歩みのちょうど折り返しの点で、雅楽は生まれています。

2600年前と、1300年前と、現在。
三つの時空が、ならの小川の上で逢う日--それがこの演奏会『音の逢ふひ ーAOIー』です。

たそがれ時から、夜へ。
舞台は、川の上。

川のせせらぎ、風のそよぐ音、秋虫の啼き声--自然はいつも全開です。そのなかに、人の音が重なる。我々人類は、自然界がもつ壮大な波と溶けあうのか、反するのか、ともに揺れるのか。

これは自然と人の関係性を「音」という角度から確かめ直す、ひとつの実験でもあります。




◇ アーティスト紹介 ◇
石田 多朗|Ishida Taro東京藝術大学大学院修了。2014年より雅楽を用いた作品制作を開始し、10年以上にわたり、日本を代表する雅楽奏者と継続的に創作活動を行う。FX / Disney+ドラマ『SHOGUN』では総合アレンジャーを担当し、日本の伝統音楽を世界最高峰の映像作品へ接続する役割を担う。同作品の音楽はエミー賞、グラミー賞などにノミネート。2026年にはドイツ・フランスでヨーロッパツアーを行い、海外でも活動の場を広げている。








山内 彩|Yamauchi Aya1999年京都市生まれ。9歳より箏、14歳より三絃を始める。東京藝術大学音楽学部邦楽科箏曲生田流専攻卒業。現在、同大学院音楽研究科修士課程に在学中。地歌箏曲を中心に古典作品の演奏活動を行う。日本の伝統音楽を現代にアップデートするプロジェクト「邦楽二.〇」に参加し、古典を基盤に、新たな日本の音楽表現に取り組んでいる。2024年、藤間勘十郎文芸シリーズ大阪・東京公演に出演。2025年、市川團十郎新作歌舞伎、令和7年度「都をどり」影弾きに出演。同年、葵祭の第67代斎王代に選ばれる。2026年、歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」にて坂東玉三郎の地方を務める。




渥美 幸裕|Atsumi Yukihiroギタリスト・作曲家。京都を拠点に、日本の伝統音楽を現代の感性で更新し、世界と次世代へ繋ぐプロジェクト「邦楽二.〇」を主宰。雅楽・地歌箏曲・民謡などに内在する「呼吸の間合い」を探究し、独自の演奏スタイル「Japanese Guitar」を開発。祇園宮川町の芸妓、文楽座、天台声明をはじめ、様々な伝統芸能の演奏家との共演・創作を重ね、寺社や自然と響き合う新たな日本音楽を追求している。楽曲提供、CD、音楽イベントのプロデュース多数。








井原 季子|Ihara Tokiko鳳笙奏者。高野山の守護 丹生都比売神社にて巫女舞の修練中“笙”と出会う。元宮内庁式部職楽部首席楽長 東儀俊春師・豊英秋師に師事。古より紡がれる日本の精神性と世界に普く響きをたずね、自然と祈りと音のはざまを歩み続ける。全国の社寺にて奉納演奏を重ねるほか、Bjorkのアートワークを手掛けるJesse Kandとの共演、麿赤児×フランソワ・シェニョー舞台"秘儀-GOLD SHOWER”や高音質音楽生配信プログラムODA(N.Y.)出演、原摩利彦音楽監督 映画”流浪の月”音楽参加など、国内外において幅広い創作活動を行う。




高木 了慧|Takagi Ryoue作曲家・篳篥奏者。映画、TV、ゲーム、宗教音楽等、数多くの作曲を手がける。主な作品は『ファイナルファンタジー 各シリーズ』『バイオハザード ゼロ』『モンスターハンター 海外版』『NHK時代劇 鞍馬天狗』など。CD・DVDリリースも多数。また雅楽演奏家としてヨーロッパ各国、中国、北米等、世界各地の音楽フェスティバルや演奏会、TV、ラジオ等に出演。世界各国のオーケストラとの共演やフライブルク音楽大学での指導など、国内外で幅広く演奏活動を行う。相愛大学 特命教授。天王寺楽所雅亮会 参事および講師。








出口 煌玲|Deguchi Khorey横笛演奏家(龍笛・篠笛・狛笛・神楽笛)・作曲家。幼少より奈良春日・南都楽所にて雅楽を学び、その一員として各地で演奏。独立後は数種の和笛を用い、伝統曲から即興演奏までジャンルを超えて活動する。演奏家・作曲家・音楽監督として、ヨーロッパやアジア各国で世界の伝統音楽・現代音楽・演劇・舞踏との国境を超えたコラボレーションを重ねる。雅楽コラボユニット『音楽舎まほら』ほかを主宰。自然環境音のなかでの即興独奏アルバム『森霊』ほか、リリース多数。




KND京都在住の電子音楽家/プロデューサー。京都アンダーグラウンドシーンを代表するバンドSOFTをはじめ、UCND、Kobeta Piano、Kokenshow、Final Drop など数多くのプロジェクトにキーマンとして参加。サウンドエンジニアとしても多くの名盤・イベントに携わり、映像作品やライブドローイングなど他ジャンルとの共作・共演も重ねる。TIME & SPACE(TM) ではこれまでの全公演でPA・録音を担い、時にDUBとして演奏にも加わっている。






◇ 特別参拝について ◇

細殿前の立砂(たてずな)

開演に先立ち、上賀茂神社のご厚意により、ご希望の方を対象とした特別参拝の時間が設けられます。二の鳥居が閉じられたあとの、参拝者のいない静かな境内。普段は体験することのできない時間です。
- 対象:チケットをお持ちの方のうち、ご希望の方(先着100名
- お申し込み:Peatixにて、チケット選択時に「特別参拝 予約枠」をあわせてお選びください
- 当日の流れ:16:45に二の鳥居前へご集合いただき、神社職員のご案内のもと参拝ののち、そのまま演奏会場へお進みいただけます
- 初穂料:おひとり1,000円を、当日現金にて上賀茂神社へ直接お納めいただきます

※特別参拝はチケットの販売対象ではなく、上賀茂神社のご厚意により実施されるものです。
※特別参拝のみのお申し込みはできません。(観覧チケットとの照合を行います)
※人数の状況により、複数班に分かれてのご案内となる場合があります。

◇ イベント概要 ◇




◇ 当日のタイムテーブル ◇


◇ 雨天時のご案内 ◇
本公演は雨天決行です。
雨天の場合は、会場を境内の「庁屋(ちょうのや)」に変更して開催いたします。

庁屋(室内の様子)

- 会場変更にともない、客席の配置はチケット種別の順位を保ったまま、前列から組み替えさせていただきます
- 演出の一部が変更となる場合があります
- 開催可否・会場変更のご案内は、Peatixメッセージ・メール・公式SNS等にてお知らせします


◇ チケット購入について ◇
チケットは「Peatix」にて【8月18日(火)】より販売いたします。

券種は、指定席・立見席ふくめ 6種類 をご用意しています。
券種・価格・座席・特別参拝のお申し込み方法など、詳細は購入ページをご覧ください。

チケットをご購入いただいた方を対象に、「特別参拝 予約枠」もご選択いただけます。(先着100名)

なお、ご来場のみなさま全員に、記念品として百人一首をあしらった特製かるたをお渡しします。
【※かるた完成後、実物写真を撮影し本リリースに追加・更新予定】
チケットを購入|Get Tickets
Peatixにてチケットをお求めいただけます

Peatix URL:https://peatix.com/event/5138609

◇ 本公演をかたちづくるプロジェクト ◇

TIME & SPACE (TM)︎

〈人間中心から自然中心へ〉をコンセプトに、虫や鳥の啼き声、風が木々をそよぐ音、川のせせらぎなど、自然界の音が多分に入ってくる環境下で「自然×ヒト」のセッションを企画。意味や目的、効率性、正解/不正解から解放され、ただ、そこにある時間・空間に浸る音のプロジェクトです。

2025年10月には、京都・貴船神社(奥宮)にて、夜の大自然×日本の音色×アンビエント音楽を融合した特別夜間ライブ『AMBIENT in Nature(TM)︎』を開催。100を超える和蝋燭が灯る森のなか、和楽器・ギター・ヒューマンビートボックスと自然音が溶け合う、ひそやかな祭りが開かれました。
https://www.youtube.com/watch?v=4k6Gj4PHgCQ

詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000141671.html

石田多朗

雅楽を現代に接続する作曲家、音楽プロデューサー。2024年、テレビドラマ『SHOGUN 将軍』に総合音楽アレンジャーとして参加され、同作の音楽を担当した作曲家チームは、作曲関連部門およびメインテーマ音楽部門でエミー賞にノミネート、同作のサウンドトラックはグラミー賞にノミネートされました。複数のメディアにおいて、日本の伝統音楽や雅楽の美学を国内外に発信する作曲家として紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=V_GPbvRfggg

本公演では自作の雅楽曲を含む全体の音楽構成を手がけ、キーボード・Voiceとして自らも演奏に加わっていただきます。

邦楽二.〇

千年以上の歴史を持つ伝統邦楽を現代にアップデートする音楽プロジェクト。和楽器のみで演奏されてきた「邦楽1.0」に対し、洋楽器やエレクトロニクスを使用して演奏される邦楽を「邦楽2.0」と定義。主宰は、ジャパニーズギタリスト・渥美幸裕氏。
https://www.youtube.com/watch?v=rwTfLc0T0bY

YouTube:https://www.youtube.com/@Yukihir0Atsum1

◇ メッセージ|Message ◇
もし「美しさ」を測るものさしがあるとするならば、それは「時間」なのではないかと考えることがあります。

あらゆる事象は、それが発生している時点ですべて美しい、という前提に立つ。そして長く存続するほど、その「美しさの強度」または「純度」が高かったということになる。逆に言えば、生まれた瞬間に「美しい」とわかるのではなく、結果としてしか「美」を測れない。時間というものさしの上で、美の強度が検証されてゆく。美は完成されることなく、ただその純度を試されるのみ。

とするならば、私たちの周りにある「長く存在し続けているもの」を探すことが、それがそのまま「美」を探究する旅となるかもしれません。

例えば、「iPhone」というものが登場して、まもなく20年です。これからどれくらい長くiPhoneが存続するかわかりませんが、とりあえず言えるのは、現在19年ぶんの美の強度を持っている、という事実です。

そのiPhoneで聴くことができるバッハの音楽は、300年ほど前からあります。ここから、現代につづく「西洋音楽」の歴史が始まったといわれます。モーツァルトも、ショパンも、ドビュッシーも、その系譜を受け継ぎ、ときに反発しながら、音の表現をアップデートしてきました。

さて、「雅楽」というものが登場してから、約1,300年。八百万の神々の国、四季のある日本で、脈々と受け継がれてきた音の体系。もはや音楽というより、ひと繋ぎの祈り、あるいは思想哲学のように感じます。

ウグイスやシジュウカラのように、さえずる「鳥」たち(鳴禽類)は、約5,000万年前に誕生したとされます。ウグイスの美しい啼き声は、5,000万年の時を経て洗練されてきた歌なのでしょう。

スズムシやコオロギのように、羽をこすりあわせて音を出す「虫」の仲間(直翅目)。その原型は約3億年前に生まれ、現在のような美しい音色で啼きはじめたのは約1億6,500万年前といわれています。九月の夜に聴こえるあの大合唱は、1億年をつらぬく交響曲のようなものです。

「樹木」は、3.8億年ほど前に登場し、地球上に初めて森林というものが生まれました。植物や森が美しいと感じるのは、数億年をかけて洗練された根源的な美の結晶に触れているという体験なのかもしれません。

そして、「地球」は46億年といわれます。上記に挙げられたものはすべて、地球上で生まれたあらゆる出来事であり、量子やエネルギーの移動によって顕現した結果といえます。それぞれの事象は独立して存在するのではなく、関係性のなかで、影響を与え合いながら、動的平衡的にひとつの輪郭を保っている。

地球をひとつの作品と捉えるならば、常にその表層で(あるいは地底の奥深くで)たくさんの美が誕生し、検証され、淘汰され、変化し、受け継がれています。

もし地球そのものの「美」が確定するとすれば、それは地球が消滅したときです。
太陽に巻き込まれるときなのか、巨大隕石が衝突するときなのか、ブラックホールに吸い込まれるときなのか、あるいは私がこの夢から目醒めなくなった瞬間なのか。

TIME & SPACE (TM)︎ はこれまでの回を重ねるなかで、自然界のなかで音を奏でると、さまざまな時間軸が多層的に重なり、より大きな調和が垣間見えることがすこしずつわかってきました。

さらには、物理的に聞こえる「音」からさえも離れることで、より深く壮大なレイヤーを流れるムジカ・ムンダーナ(宇宙の音楽)に辿り着くヒントがあるかもしれません。

2026年9月22日。
あらゆる時間軸が、ここに出逢ふ一夜を。

観究者 琴川夕星

行く河の流れは絶えずして


● 企業情報|Corporate Information
企業名:合同会社MOON
所在地:東京都港区六本木4-8-7
設立:2019年4月25日
代表: 琴川夕星|Kotokawa Yusei
URL:https://1sixth.earth/

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