地図の新たな魅力に出会える企画展「魅せる地図 古地図×装飾×印刷」を開催 会期:2026年9月12日(土)~2026年12月25日(金)

 ゼンリンミュージアム(福岡県北九州市、館長:佐藤渉)は、2026年9月12日(土)~2026年12月25日(金)まで、「魅せる地図 古地図×装飾×印刷」を開催します。本企画展では、「装飾」と「印刷」を切り口に古地図を読み解きます。これまでとは異なる視点から、地図の新たな魅力をご紹介します。

■企画展 展示概要
 16~18世紀の西洋製の古地図には、海の怪物、紋章、異国の人々の姿、地図の題名や説明を囲う華麗な装飾枠(カルトゥーシュ)など、多彩な装飾が描かれています。こうした装飾は、地図製作者のメッセージや、当時の人々の世界観を表現する重要な要素でした。また、地図の発展は木版・銅版・石版印刷などの技術革新と深く結びついており、印刷技術の進展が地図の表現力や情報量を高めました。本企画展では、古地図に描かれた装飾と、地図製作を支えた印刷技術に焦点を当て、それぞれの役割や魅力をひもときます。





■企画展の見どころ
 地図を眺めるときには、地名や地形に目を向けがちですが、本企画展では、「装飾」と「印刷」に注目します。地図に描かれたさまざまな装飾からは、当時の人々が思い描いた世界観や地図製作者のメッセージが見えてきます。また、印刷技術の変遷をたどることで、情報共有の道具であった地図に豊かな情報と精緻な表現が加わり、実用性を高めていったことも見えてきます。新たな視点から古地図を読み解き、その奥深い魅力をお楽しみください。

▲大航海時代の海への畏怖を象徴する怪物たち
オルテリウス 「東インド図」 1570年 銅版印刷・手彩色 ゼンリンミュージアム 所蔵


▲紋章は地図製作者が献呈時に込めたメッセージ
レーラント 「日本帝国図」 1715年 銅版印刷・手彩色 ゼンリンミュージアム 所蔵


▲印刷技術の進化が地図の量産性と表現の自由度を高めた
スタンフォード 「日本図」 1870年頃 多色石版印刷 ゼンリンミュージアム 所蔵



■企画展開催概要

■学芸員による企画展ガイドツアー※

※ガイドツアーの事前予約は不要です。参加人数により、少人数のグループに分けて複数回実施します。

■企画展開催中の取り組み 
<期間限定デザインのチケットホルダーを配布>

 本企画展を象徴する展示資料の中から、表面には、18世紀に製作された紋章が描かれた地図を採用しました。来館者への感謝の意を表現したデザインです。裏面では、木版・銅版・石版印刷で製作された3枚の地図を通して、地図製作における印刷技術の変遷をご覧いただけます。








<企画展関連商品の販売>
 館内の休憩スペース「Ligare」では、企画展のテーマに関連したメニューを期間限定でご用意しています。今回は、本企画展を象徴する展示のデザイン要素をあしらった、オリジナル包装のチョコレートを販売します。企画展観覧の思い出とともに、余韻をお楽しみください。

▲3個セット 400円(税込) 全4種類

※仕様・デザインは変更となる場合があります。

<参考資料>
■「ゼンリンミュージアム」について 
(公式HP:https://www.zenrin.co.jp/museum/
 北九州市に本社を置く地図会社ゼンリンが手がける展示施設で、2020年6月に「地図文化の継承と振興」を目的に開館しました。常設展では、「歴史を映し出す地図の紹介」をコンセプトに、西洋製・日本製の日本地図を中心とした約120点の地図や資料を展示。それぞれの地図が作られた時代背景や作り手の思いとともに、地図の新たな魅力を発信しています。2025年6月には、開館5周年に合わせて常設展示のリニューアルを実施しました。また、同年9月には、当館が所蔵する「實測輿地圖(伊能小図)」が、重要文化財に指定されました。






【シアター】
常設展示の理解を深めるためのコンセプトムービー「HARUKA 歴史を映し出す地図」の視聴スペース
【第1章】世界の中の日本
16世紀~19世紀に描かれた地図を中心に、キリスト教の布教による地図の進化と、鎖国体制が地図に与えた影響を紹介
【第2章】伊能図の出現と近代日本
多くの苦難を乗り越え、初の実測図として作られた伊能図が海外へ渡り、その後の日本に与えた影響を紹介
【第3章】社会変容と地図の進化
明治以降、目まぐるしく変化する社会の中で進化する地図の過程と、近未来へとつながる変遷を紹介







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