【横浜市民ギャラリー】歴史ある現代美術展・気鋭の若手作家3名による映像とインスタレーション「新・今日の作家展2026 土星の環の観測点」
横浜市民ギャラリーにて、毎年恒例の現代美術展を2026年9月12日(土)~10月5日(火)[休場日:9月28日(月)] に開催。「土星の環の観測点」を副題に、三名のアーティストを紹介する。入場無料。

「新・今日の作家展2026 土星の環の観測点」
横浜市民ギャラリーでは、同時代の表現を紹介する「新・今日の作家展」を9月12日(土)から10月5日(月)まで開催いたします。(9月28日(月)は休場日)
2026年は「土星の環の観測点」をテーマに、気鋭の若手作家3名を招聘します。サリーナ・サッタ
ポンは、特殊フィルターを用いた映像インスタレーションで隔絶や格差を可視化し、個や他者、社会と
のつながりについて考えることを促します。横手太紀は、彫刻や映像を通して、塵や瓦礫など見過ごされがちな存在の背後にある物語を掘り起こします。辻梨絵子は、多様な人々との対話を通じて相互理解の難しさに向き合い、近作の自作のぬいぐるみが登場する映像は現代の私たちの姿を映し出します。
異なる距離、周期で公転する地球や太陽との位置関係によって、土星の環は約15年に一度地球から
観測しづらくなります。私たちが時に他者の姿を見失ってしまうことは、この「土星の環の消失」に重ね合わせることができるかもしれません。3名の作品は、現代の私たちが無意識のうちに目をそら
している事象を浮き彫りにし、他者や社会をまなざすための態度を指し示してくれることでしょう。
展覧会HP
https://ycag.yafjp.org/exhibition/new_artists_today_2026/
・展覧会の見どころ
◆歴史ある現代美術展、本年のテーマは「土星の環の観測点」横浜市民ギャラリーは、1964年から現代美術展「今日の作家展」を開催し、同時代の作家の表現を紹介することで、国内の現代美術の発展に重要な足跡を残してきました。同展の理念を引き継ぐ本展の今年のテーマは「土星の環の観測点」。土星の環が時に消失する現象を現代の状況になぞらえています。
◆気鋭の若手作家3名による、映像とインスタレーション
サリーナ・サッタポン、辻梨絵子、横手太紀は国内外で活躍する注目の若手作家です。展示空間をダイナミックに用いた新作や、本展のために再構成した作品が展示されます。
◆ワークショップや対談など、鑑賞を深めるイベント
会期初日に開催する出品作家によるギャラリーツアーのほか、手芸を用いたワークショップや、民俗学者の赤坂憲雄氏を迎えた出品作家との対談など多彩なイベントを開催します。会場とWEBでは、本展のために収録した作家インタビューをご覧いただけます。
・出品作家(掲載図版には参考図版を含む)
サリーナ・サッタポン|Sareena SATTAPON

1992年、タイ生まれ。2025年東京藝術大学のグローバルアートプラクティス専攻にて博士課程修了。パフォーマンス、インスタレーション、写真など、さまざまなメディアを用いて作品を制作。自身の経験や日常生活からインスピレーションを得た作品を制作し、現在は、人間の「つながり」と「断絶」に関わる身体的な空間のダイナミクス(変化・力学)に関心を持っている。これまでに、タイ、台湾、シンガポール、韓国、中国、インドネシア、ドイツ、ポーランド、ウクライナ、スロバキア、ノルウェー、スウェーデン、日本など、国内外で多数の展覧会に参加。CAF賞2022最優秀賞(2022)、野村美術賞(2024)、Tokyo Midtown Award 2024(2024)など、多数受賞。
https://sareenasattapon.tumblr.com/

サリーナ・サッタポン《In the realm beyond spectrum》2024年「 東京藝術大学大学院美術研究科博士審査展2024」(2024年、東京藝術大学)での展示風景 ビデオ・インスタレーション サイズ可変 Photo: Niwa Keitaro (C)Sareena Sattapon
辻 梨絵子|TSUJI Rieko

1991年東京都生まれ。2016年京都芸術大学美術工芸学科現代美術・写真コース卒業、2019年東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修了。在学中にチューリッヒ芸術大学(2014年)、バウハウス大学(2017年)へ交換留学。近年は裁縫を手法に取り入れ、人形劇的な映像作品の制作を行なっている。女性的な手仕事を表現媒体に使用し、性差問題やクィアに関するテーマや、他者との心地良い関係づくりについて思考を重ねている。主な展覧会に、「Versions」(2026年、Studio GROSS/東京)、「All is Love」(2025年、Koichi Yamamura gallery/東京)、「微粒子の呼吸」(2024年、トーキョーアーツアンドスペース本郷/東京)、「ピカたちの結婚」(2022年、soco1010/東京)、「BankART Under35」(2022年、BankART KAIKO/横浜)など。
https://www.riekotsuji.com/

辻梨絵子《バージョンズ》2025年 映像、6分34秒
横手太紀|YOKOTE Taiki

撮影:遠藤文香/Ayaka Endo
1998年生まれ。神奈川県逗子市育ち。2021年東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。2025年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。横手の実践は、身の回りの景色や出来事によって揺さぶられる感情から始まる。存在と不在、説明のつかない感覚、非言語的なやりとり、目では捉えきれない微細な存在や事象。横手は物質とその背後にある見えない交感に目を向け、集合体のなかに埋もれた個の存在や、多様な時間を浮かび上がらせ、私たちと社会や世界とのより深い接続を促している。主な展覧会に「to make today lovely, too / to make today lonely, too」(2026年、CON_+parcel/東京)、「Frieze Seoul 2025」(2025年、COEX/ソウル)、「惑星ザムザ」(2022年、小高製本工業跡地/東京)など。
https://www.instagram.com/ykttik/

横手太紀《浮く瓦礫/Po, (when the cat's away, the mice will play)》2023年 Art Collaboration Kyoto(京都)での展示風景 瓦礫、ミクストメディア 撮影:松見拓也 (C) Taiki Yokote
・展覧会概要
展覧会名:新・今日の作家展2026 土星の環の観測点
会期:2026年9月12日(土)~10月5日(月)休場日:9月28日(月)[23日間]
開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
会場:横浜市民ギャラリー(横浜市西区宮崎町26-1)展示室1、B1
入 場 料:無料
出品作家:サリーナ・サッタポン、辻 梨絵子、横手太紀
主 催:横浜市民ギャラリー
(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)
助 成:公益財団法人 花王芸術・科学財団
展覧会URL:https://ycag.yafjp.org/exhibition/new_artists_today_2026
・関連イベント
1 ─ 出品作家によるギャラリーツアー
9月12日(土)15:00-15:45 会場:展示室1、B1
参加無料(申込不要)
2 ─ 対談「星のいるところ」 横手太紀×赤坂憲雄(民俗学者)
9月19日(土)14:00-15:30 会場:4階アトリエ
定員:50名/参加費:500円(申込不要)
3 ─ ワークショップ「なりたい姿のぬいぐるみをつくろう」 講師:辻梨絵子
9月23日(水・祝)13:30-16:30 会場:4階アトリエ
定員:16名(小学5年生以上)/参加費:2,000円(※要事前申込/締切:9月2日(水))
お姫さまやネコなど、自分がなりたい姿を想像し、布やフェルトを使ってぬいぐるみをつくります。
完成したらぬいぐるみの撮影タイム!
ワークショップを通して、辻さんの作品についてもお話いただきます。

講座イメージ
4 ─ ワークショップ「Magic Glasses─魔法のめがね」 講師:サリーナ・サッタポン
9月26日(土)14:00-15:30 会場:4階アトリエ
定員:12名(中学生以上)/参加費:1,500円(※要事前申込/締切:9月7日(月))
サリーナ・サッタポンのインスタレーション作品には、モニターに映し出されている映像を視認するための特殊なフィルムが使われています。今回のワークショップでは、その特殊なフィルムを使ってメガネを制作します。完成したメガネをかけて作品を見ながら、サッタポンさんのお話を聞きます。
※通訳あり

サリーナ・サッタポン《In the realm beyond spectrum》「東京藝術大学大学院美術研究科 博士審査展2024」(2024年、東京藝術大学)での展示風景 ビデオ・インスタレーション Photo: Niwa Keitaro (C)Sareena Sattapon
5 ─ 学芸員によるギャラリートーク
10月3日(土)14:00-14:30 会場:展示室1、B1
参加無料(申込不要)
※詳細、申込方法等は当館公式ウェブサイトをご覧ください。
※事前に収録したアーティスト・インタビューを会場とWEBで公開いたします。
・お問合せ
横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)
〒220-0031 横浜市西区宮崎町26-1
TEL|045-315-2828 FAX|045-315-3033
https://ycag.yafjp.org/
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