うみの株式会社、第28回「シーフードショー」に全国11の生産者の牡蠣を集めて出展

第28回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーの様子
【1】シーフードショー出展の成果と主な取り組み
うみの株式会社(本社:徳島県海部郡美波町、代表取締役:中村智治、以下「当社」)は、2026年8月19日(水)~21日(金)に東京ビッグサイトで開催された「第28回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」に出展いたしました。
当社ブース(東展示棟 C-65/4m×16m)には、当社が種苗供給や技術支援を通じて連携する全国11の生産者・団体が参加。「産地や生育環境による味の違い」を体験・比較できる「食べ比べ試食」を軸に、当社が自社開発した展示会用アプリによる評価収集や、新規養殖・出荷・販路構築に関する相談対応を実施いたしました。会期中は多くのバイヤーや飲食店関係者、水産業関係者が来場し、生産者との直接商談や新規参入に関する相談が行われました。
■ 出展の背景:生産者の「つくる」から「市場へ届ける」までのプロセス構築
近年の漁獲量減少や水温上昇など既存水産業の環境変化に伴い、新たな水産事業として牡蠣養殖に挑戦する生産者も現れています。一方で、新しく参入する生産者の多くは、養殖技術のみならず、出荷に必要な浄化処理の工程、取引先(飲食店・バイヤー)の開拓、適切な流通プロセスや自社商品の価値伝達といった「市場へ届ける」段階で課題に直面しています。
今回の11生産者による共同出展は、単一産地では伝えにくい牡蠣の個性を「食べ比べ」という形で可視化し、生産者自身が自社の強みをPRして直接商談を行う機会の創出を目的に実施されました。

こだわりや特徴を生産者自らバイヤーに伝える
■ 展示会における主な取り組み
1.『11の個性』を伝える「食べ比べ試食」の提供
株式会社オペレーションファクトリー(オイスターバーWharf)の協力のもと、プロのスタッフが現場での提供を担当。外食現場で培われた衛生管理の知見をもとに、試食提供体制を構築しました。全国11の生産者の、生育環境や生産方法による味・身入りの違いを来場者が直接比較・評価する機会を提供し、具体的な取引商談へ繋げました。

展示会で提供した11の牡蠣
2. 展示会用アプリを活用した評価データの収集と還元
試食を実施した来場者から、当社が自社開発した展示会用アプリを通じて「味の特徴や評価」に関する定量データ、および試食者からのコメントをリアルタイムに収集。集積されたデータは、生産者が自社商品の立ち位置を客観的に把握し、今後の品質向上や販促活動へ活かすための資料として生産者にフィードバックされます。また、食べた人のリアルな声や評価が直接可視化されることで、生産者の商品改善や事業推進に向けたモチベーション向上にも繋がっています。

試食用アプリ

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3. 三倍体種苗の導入および新規参入に関する総合相談
既存漁業からの転換や新規参入を検討する事業者・自治体に対し、当社の「三倍体牡蠣種苗」を活用した養殖方法、出荷設備の構築、販路開拓までを含めた総合的な相談窓口を開設し、個別対応を行いました。
【2】 当社の事業基盤・サポート体制
■ 「まず生産者が儲かる」ことを目指す、独自の伴走サポート体制
当社は、通年出荷に適した「三倍体牡蠣種苗※」の生産・供給を行う企業です。
当社は「まず生産者が儲かり、事業が成功してはじめて種苗会社も報われる」という共存共栄の思想のもと、自社種苗を導入する生産者への養殖技術指導から、浄化・出荷体制の整備、販路開拓に至る伴走支援を原則として追加費用をいただかず(※展示会出展等の個別費用を除く)実施しております。事業立ち上げ期の現場に過度な負担をかけることなく、生産者が安心して事業化に集中できる環境を整えることで、持続可能な産地づくりをともに目指しています。
※【三倍体マガキ(三倍体牡蠣)とは】
品種改良によって、種なしブドウのように産卵(種づくり)をしない仕組みを持つ牡蠣のことです。通常のマガキ(二倍体)は夏場に成熟・産卵することで身入りが低下します。一方、三倍体マガキは成熟・産卵しにくいため、夏場でも身入りを維持しやすく、通年出荷に適していることが特徴です。当社は、この「三倍体牡蠣種苗」を民間として全国で初めて開発・販売いたしました。
■ 持続可能な水産業の基盤となる「藻場再生(海の土台づくり)」
当社は、水産物の生産・流通の支援にとどまらず、その生産基盤である海洋環境の保全にも取り組んでおります。全国で深刻化する「磯焼け」に対し、一般社団法人藻藍部との連携を通じた「藻場再生」を推進。海の恵みを活かす水産事業と、豊かな海を守り育てる環境保全を一体となって推進することで、持続可能な水産業の実現も目指します。

今回の展示会に参加した藻藍部のメンバー
【3】今後の展望・パートナーシップ・名簿
■ 今後の展望:新規参入・三倍体種苗導入のご相談受付
当社は今後も、三倍体牡蠣種苗の生産・供給を軸に、養殖技術支援、浄化・出荷プロセスの設計から販路開拓まで一貫してサポートを行ってまいります。生産者が安心して牡蠣づくりに打ち込めるよう、これからも現場の課題にひとつひとつ一緒に向き合っていきます。
- 既存の漁業から新たな牡蠣養殖事業への転換・参入を検討されている事業者様
- 通年出荷を目的とした三倍体牡蠣種苗の導入をご検討の生産者様
- 浄化処理・出荷プロセス・販路開拓に課題をお持ちの水産事業者様
- 海の環境保全と水産業の両立(藻場再生等)に関心をお持ちの自治体・企業様
上記に関するご相談は、随時受け付けております。
■ 共同出展者名簿
<生産者(11事業者・団体)>
【青森県】 有限会社 山神水産 (養殖)/株式会社 乙巳神商店 (販売)
【宮城県】 カネキ水産
【岡山県】 朝日漁業協同組合
【香川県】 株式会社オリーブオイスター
【香川県】 セトリヴオイスター
【香川県】 田中水産
【香川県】 嘉平水産
【香川県】 池田漁業協同組合
【徳島県】 合同会社 和田島岬オイスター
【福岡県】 福岡市漁業協同組合 唐泊支所
【沖縄県】 沖縄県牡蠣養殖協議会
<藻場再生>
【徳島県】 一般社団法人 藻藍部
■ ご協力企業様への謝意とご紹介
本展示会における全国11の生産者・団体の牡蠣を適切に試食提供するための運営およびスムーズな試食オペレーションは、株式会社オペレーションファクトリー様の多大なご協力・バックアップにより実現いたしました。ここに深く感謝申し上げます。
株式会社オペレーションファクトリー
飲食事業の企画・運営・プロデュースおよびコンサルティングを展開。「オイスターバーWharf(ワーフ)」をはじめとする多数の飲食店を手掛け、食を通じた豊かな体験価値の創造に取り組んでいます。
URL:https://www.opefac.com/
■ 会社概要・お問い合わせ先
【うみの株式会社について】
「種をつくり、産地をつくり、未来につなぐ」を掲げ、牡蠣種苗(三倍体等)の生産・供給を起点に、養殖技術支援、浄化・出荷、販路開拓など、生産者が水産事業を継続していくための総合的な支援に取り組んでいます。また、一般社団法人藻藍部との連携による藻場再生など、豊かな海の環境を次世代につなぐ活動も展開しています。
- 会社名:うみの株式会社
- 所在地:徳島県海部郡美波町山河内字外ノ牟井1-6
- 代表者:代表取締役 中村 智治
- 事業内容:二枚貝種苗(三倍体マガキ、アコヤガイ)の生産・販売、養殖技術支援、水産物の出荷・流通・販路支援、環境保全事業(一般社団法人藻藍部との連携)
- URL:https://umi-no.jp/
【本件・三倍体種苗・養殖参入・販路支援に関するお問い合わせ先】
うみの株式会社
担当:中村・平田
TEL:0884-77-1117
MAIL:[email protected]
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