【公演レポート】『水谷千重子の宴ジョインコンサート2026』東京公演

8月27日(木)、東京ガーデンシアターにて『水谷千重子の宴ジョインコンサート 2026』東京公演が開催された。
約6,500人の観客が詰めかける中、ジョインゲストとして、水谷千重子とゆかりの深い近藤真彦、そして千重子の悪友、腐れ縁、新顔も含めた“千重子ファミリー”が一堂に会し、歌あり、笑いありの華やかなステージを繰り広げた。
水谷千重子ならではの“宴ジョイン”で会場を魅了した東京公演の模様をレポートする。
ピンスポットの光とともに厳かに登場した千重子は、お馴染みの着物姿ではなく華やかな鳳凰柄のドレスに身を包み、いきなり「My Revolution<宴ジョインver>」のサビを一音一音かみしめるように力強く歌い上げた。その伸びやかな歌声に、会場からは大きな拍手が贈られる。やがてテンポアップすると、個性豊かな千重子ファミリーの面々もステージに大集合。御崎進が「立って~!」と煽ると、4階席まで埋め尽くした6500人の観客は早くも総立ちに。会場を見渡した千重子は、感慨深げに挨拶した。
「こんなに入っていただいて……ありがとうございます。改めまして、松坂慶子です。バカ言ってる! じゃ、みなさんいい? 千重子の宴ジョインコンサート、スタートです!」
この掛け声で、まずは千重子のソロコーナーがスタート。「ファンファーレ」、そして「愛のバラード」「戦士の休息」など、大野雄二メドレーを圧巻の歌唱力で聴かせ、観客を魅了していく。
そのあとは千重子ファミリーがリレー形式で登場。トップバッターの御崎進は、ステージに横たわる怪しいダンスとともに「野蛮な憂鬱」を披露。さらに千重子とジョインし、「Temptation」を情熱的に届けた。

続いて、この日がお披露目となる新メンバー、逢坂ユヅルがアンニュイな表情で登場。千重子は、80年代の玉置浩二を思わせるソリッドなビジュアルの逢坂と御崎を並べ、「顔の長さ、気性、あなたたち似てない?」と指摘すると、会場は大爆笑。二人も「初めて会った気がしません」(御崎)「こちらこそ」(逢坂)と意気投合する一幕も。逢坂は年上キラーでロマンチストな風雲児だけに、千重子にも急接近。なまめかしく「BOMBER GIRL」をジョインした。
続くまさとし先輩は挙動不審な動きで千重子をハラハラさせるも、見事な三線の腕前を披露し、「三線の花」を情感豊かに弾き語った。さらに六条たかやは、ドロドロの恋愛模様を描く独自の訳詞で「哀愁のイングリッシュマン・イン・ニューヨーク」、そして哀愁を帯びたバイオリンの生演奏に合わせて「うっせーわ」を朗々と歌い上げ、その独特のアレンジで爆笑をさらった。続く倉たけしは、世話になった“八代目”への尽きぬ思いを込めた「感謝」を熱唱。千重子に「やめなさいよ」とたしなめられつつ、危うすぎる世界観で会場の笑いを誘ったかと思えば、千重子とのデュエット曲「時のリボン」では一転、しっとりと大人のラブソングを聴かせ、大きな拍手を浴びた。
さらに千重子の呼び込みで、アーティストゲスト、近藤真彦が登場して「愚か者」を披露すると、会場はこの日一番の大盛り上がりに。「アンダルシアに憧れて」「ハイティーン・ブギ」とヒット曲を続けて届け、客席からは幾重にも「マッチ~!」の掛け声が飛んだ。

千重子とのトークでは、二人の禁断の昔話も飛び出した。
「出会いは僕が千重子先生を歌番組で遠目に見て、ポロッと『おばさん歌うまいね』と言ってしまったんです。それを週刊誌が大げさに書いてしまって、大物歌手のMさんということで、みなさんに勘違いされて……」(近藤)
「そう、世間の人は美空ひばりさんだと思ってるんだけど、あのMは水谷千重子のMなの」。さらに「マッチ、というニックネームをつけたのも千重子なの」という“真実”が次々に明かされ、会場は大爆笑。
さらに「せっかくマッチちゃんが来てくれたから」と、「月刊ひとり旅」の市村記者がインタビューに訪れた。
千重子の友人、友近のイベントにもたびたび現れる市村記者だが、デリカシーがないことで知られる人物だけに、この日も「友近ちゃん!」と入って来るなど、とんちんかんな発言が止まらない。近藤にまつわるマニアックな知識を披露し、最初こそ歓迎されたものの、最後は「もう帰って!」と追い出される形で退場。
そして、近藤と千重子とのジョインは「銀座の恋の物語」。「ムード歌謡ははじめて」という近藤だが、時折、千重子と見つめ合いながらムードたっぷりに歌声を重ねた。

ラストナンバーは「ギンギラギンにさりげなく」。千重子ファミリーも再び勢揃いし、会場を熱く盛り上げた。

鳴りやまない拍手とアンコールの声援に応え、再びステージに姿を見せた千重子は、感慨深い表情で最後の挨拶へ。
「アンコールの拍手、感謝です。ありがとうございます。マッチちゃんには、2時間半待たせてしまって(笑)。最初にマッチを出すべきだったね。本当に申し訳なくて。でも、最後にやっぱりマッチの『ギンギラギンにさりげなく』をみんなで歌いたいなって思いもありまして、このようなラインナップになりました。でも皆さん盛り上がって、ありがとうございます。そしてこの鳳凰の柄のように羽ばたいていくぞ、という意味も込めまして、この曲を最後に届けたいと思います」
そして「つばさ」をしっとりと聴かせ、会場は大きな拍手に包まれた。
歌をしっかりと聴かせたかと思えば、いつの間にか爆笑のトークへ。音楽と笑いが目まぐるしく交差するステージに、会場からは何度も笑いと拍手が巻き起こった。
千重子にしか作れない“宴”は、全21曲、3時間強にわたって繰り広げられ、興奮冷めやらぬままに幕を閉じた。そして、この先もさらなる宴は続いていく――。
文/大道絵里子


『水谷千重子の宴ジョインコンサート 2026 』 公演概要
公演公式ホームページ:https://www.bakaitteru.com/
公演公式X https://x.com/ChiekoM_Meijiza
【福岡公演】
会場:福岡市民ホール 大ホール (〒810-0001 福岡市中央区天神5丁目2-2)
※公演は終了しました。
〇公演日程:2026年7月14日(火) 開演 14:00/18:30
〇ジョインゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー)、御崎進、市村記者(月刊ひとり旅)
【東京公演】
会場:東京ガーデンシアター(〒135-0063 東京都江東区有明2丁目16) SOLD OUT
〇公演日程:2026年8月27日(木) 開演 18:30
〇ジョインゲスト:近藤真彦、八公太郎、御崎進、六条たかや、倉たけし、まさとし先輩、逢坂ユヅル
※萬みきおは東京ガーデンシアター公演への出演を見合わせることとなりました。
【山形公演】
会場:やまぎん県民ホール (〒990-0828 山形県山形市双葉町1-2-38) SOLD OUT
〇公演日程:2026年8月30日(日) 開演 17:30
〇ジョインゲスト:秦 基博、はいだしょうこ、逢坂ユヅル
〇お問い合わせ:さくらんぼテレビ 0120-150-616 (平日10:00~18:00)
【大阪公演】
会場:フェスティバルホール (〒530-0005 大阪市北区中之島2-3-18) SOLD OUT
〇公演日程: 2026年9月7日(月) 開演 18:30、9月8日(火) 開演 16:00
〇ジョインゲスト(9月7日): 稲垣潤一、春日部まさみ、倉たけし
〇ジョインゲスト(9月8日):稲垣潤一 、 御崎進、まさとし先輩
〇お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 (12:00~17:00/土日祝休み)
【愛知公演】
会場:Niterra 日本特殊陶業市民会館フォレストホール 〒460-0022 名古屋市中区金山一丁目5番1号
〇公演日程:2026年9月19日(土) 開演 14:00/18:30
〇料金(税込) S席 11,000 円/A席 9,900 円/B席 7,700 円
〇お問い合わせ:明治座チケットセンター 03-3666-6666 (10:00~17:00)
【広島公演】
会場:広島国際会議場フェニックスホール 〒730-0811 広島県広島市中区中島町1-5 3階
〇公演日程:2026年11月1日(日) 開演 18:00
〇ジョインゲスト:渡瀬マキ、 六条たかや、倉たけし
〇料金(税込):全席指定 11,000円
〇お問い合わせ:キャンディープロモーション 082-249- 8334 11:00~17:00/土日祝休み
■最新アルバム
水谷千重子芸能生活 50 周年
昭和100年企画 カバーアルバム
「LOVE 昭和SONGS」

今年も芸能生活50周年を迎えている水谷千重子の最新アルバム。
2025年の昭和100年企画として昭和時代に発売され、時代を超えて愛される名曲の数々を水谷千重子自身がセレクトしカバーしたアルバム。
美空ひばりの「真赤な太陽」や寺尾聰の「ルビーの指環」、 ペドロ カプリシャスの「五番街のマリーへ」など全 14 曲をカバー収録。
ボーナス・トラックには昨年リリースした浜ローズとのデュエット曲「まそおの月」に加え、
盟友の演歌歌手である倉たけしと新たにレコーディングしたデュエット曲「時のリボン」を収録 。
全18 曲収録。
2025年8月20日発売
COCP-42518 ¥3,300(税込)
配信URL: https://MizutaniChieko.lnk.to/LOVESHOWASONGS
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