北海道・白老の廃校から始まったアートコミュニティーが40周年。「飛生芸術祭2026 僕らは同じ夢をみるー」9月5日開幕

「飛生芸術祭2026 僕らは同じ夢をみる -」 メインビジュアル
北海道白老町の旧飛生小学校を拠点に活動する飛生アートコミュニティーは、2026年、創立40周年を迎えます。
1986年、廃校となった小学校をアーティストの共同アトリエとして再活用することから始まった飛生アートコミュニティー。
40年という節目を迎える今年、2026年9月5日(土)から13日(日)まで、「飛生芸術祭2026 僕らは同じ夢をみる-」を開催します。
今年の芸術祭が見つめるのは、飛生の「過去」と「未来」です。
旧飛生小学校や飛生の森を舞台に作品を展示するとともに、旧飛生小学校に残された資料を手がかりに、学校と地域がともに歩んできた時間をたどるアーカイブ展示を実施します。
一方で、若い世代のアーティストたちが作品制作や場づくりに加わり、これまで飛生を担ってきた世代から次の世代へ、この場所を少しずつ手渡していく試みも始まっています。
9月12日(土)には、森、旧校舎、BLACKBIIRD STUDIOを舞台に、音楽、ダンス、パフォーマンス、美術などが一日を通して展開する40周年特別イベント「トビウの祝祭」を開催。
さらに、飛生に積み重なってきた40年間の活動と人々の記憶を一冊に残すため、40周年記念冊子制作のクラウドファンディングにも挑戦します。

開校10周年当時の飛生小学校
廃校となった小学校から始まった40年
飛生アートコミュニティーが活動するのは、北海道白老町竹浦の山間にある旧飛生小学校です。1986年、閉校した校舎をアーティストたちの共同アトリエとして再活用したことから、その歩みは始まりました。
作品を制作・発表する場所にとどまらず、「この場所、この土地でしか成し得ない創造・表現とは何か」を問いながら、アーティスト、地域住民、ボランティア、子どもたち、そして国内外から訪れる人々が立場を越えて関わるコミュニティーとして活動を続けてきました。
その歩みを象徴するものの一つが、校舎裏に広がる「飛生の森」です。
かつて学校林として地域に親しまれていた森は、廃校後、倒木や笹に覆われ、人が立ち入ることも難しい場所になっていました。
2011年に始まった「飛生の森づくりプロジェクト」では、多くの人が森に入り、木を伐り、道をつくりながら、人が再び集い、遊び、学び、創造する場所へと育ててきました。
飛生にとって森は、単なる作品展示の場所ではありません。
人と自然、人と人との関わりが積み重なることで、時間とともに育っていく「森という作品」でもあります。

飛生アートコミュニティー代表の国松希根太 Photo : Ryoichi Kawajiri
飛生アートコミュニティー代表・国松希根太 コメント
40周年を迎えたからといって、森が40年でできたということではありません。飛生の森は、小学校の学校林として親しまれていましたが、廃校後は人が入れないほど荒れていました。
2011年から森づくりを始め、多くの人が少しずつ手を入れながら、再び人が集い、創作できる場所へと育ててきました。
私たちが40年間育んできたのは、森だけではなく、人と人とのつながりです。
飛生という拠点があることで、アーティストは作品を生み出し、森づくりや芸術祭を通して、多くの交流が生まれてきました。その積み重ねの結晶が、いまの飛生の森です。
飛生では、作品は作家だけがつくるものではありません。
森づくりに参加する人、芸術祭を訪れる人、地域で活動を支える人、一人ひとりが関わることで、『森という作品』は育ち続けています。
40周年は、これまでを振り返る節目ではなく、次の40年をともにつくり始める節目です。僕らはこれからも、同じ夢を見ながら、この場所で創造を育み続けていきます。」

飛生の森、森づくりの集合写真
40周年に見つめる「過去」と「未来」
40周年を迎える今年、飛生では過去を振り返るだけではなく、この場所のこれからを考えます。飛生地区では高齢化が進み、世帯数も少しずつ減少しています。
人が暮らし、子どもたちが通い、地域の人々が集ってきた旧飛生小学校には、運動会の写真やPTAの記録をはじめ、この土地で営まれてきた暮らしの記憶が残されています。
今年は、旧飛生小学校に残された記録を手がかりに、学校と地域がともに歩んできた時間をたどるアーカイブ展示に取り組みます。
同時に、飛生を担ってきたメンバーも20代、30代を経て40代を迎えるなか、次の世代へ少しずつ場所を手渡していく試みも始めています。
展覧会にはMASHIRO、金川太一、飯嶋海ら若い世代の作家が参加。音楽ではサトウツバサが、出演だけではなく場のプロデュースにも関わります。
過去の記憶を残し、未来を担う人へ場所を渡す。
40年前から続いてきたものと、これから生まれていくものが交わる「現在」が、今年の飛生芸術祭です。

かつての飛生小学校の風景、アーカイブ展示に関する写真
森と旧校舎を舞台に、多彩な40周年プログラム
9月5日(土)~13日(日)|飛生の森の展覧会会期中は、旧飛生小学校の校舎、グラウンド、飛生の森などを舞台に「飛生の森の展覧会」を開催します。
MASHIRO、国松希根太、飯嶋海、金川太一、小林照、リョウイチ・カワジリ、清水郁太郎、相川みつぐ、山下圭介、アヨロラボラトリー、国松紗智子、奈良美智、淺井裕介、高張直樹、outwoodsほか、多数のアーティストが参加します。
飛生に長く存在する作品、新しく生まれる表現、そして時間とともに変化してきた森の風景を、敷地全体を歩きながら体験する展覧会です。
9月5日(土)|40周年記念オープニング
14:00からは、十和田市現代美術館館長・四方幸子、公益財団法人福武財団・内田真一、飛生アートコミュニティー代表・国松希根太による「40周年記念オープニングTALK」を開催。進行は木野哲也。
15:15からはBLACKBIIRD STUDIOにて、これまで飛生芸術祭やTOBIU CAMPにゆかりのある「マユンキキ+うとわ」「chikyunokiki」によるオープニングLIVEを行います。
飛生の森ガイドツアー
飛生の森づくりプロジェクトに参加する「木木木人」のメンバーが、森づくりの歴史や木々、森の中にある作品を紹介します。
9月5日(土)11:00~
9月6日(日)13:00~
9月13日(日)11:00~
9月13日(日)|クロージング
最終日は、1986年の飛生アートコミュニティー創設メンバーを迎え、「飛生アートコミュニティー40年を振り返って」と題したトークを開催します。
登壇は勝見渥、田中照比古、国松希根太。進行は木野哲也。
14:00からは、旧飛生小学校卒業生・小松崎操による音楽ユニット「RINKA」のLIVEで、9日間の芸術祭を締めくくります。

過去のイベント「TOBIU CAMP」 Photo : Asako Yoshikawa
9月12日、一日限りの「トビウの祝祭」
9月12日(土)は、40周年特別イベント「トビウの祝祭」を開催します。この日だけは、飛生芸術祭が夜までひらかれます。
森、旧校舎、BLACKBIIRD STUDIOを舞台に、ライブ、DJ、ダンス、パフォーマンス、インスタレーション、ワークショップ、フード&ドリンクなど、多彩なプログラムが一日を通して展開。
夕暮れとともに表情を変える森を歩き、灯りに照らされた作品と出会い、人と語らい、音楽に耳を澄ます。
昼とは異なる飛生の風景が、この日だけ現れます。
トビウの祝祭 開催概要
日時:2026年9月12日(土)11:00開場/20:00閉場
会場:飛生アートコミュニティー
料金:
一般 前売3,000円/当日4,000円
29歳以下 前売2,000円/当日3,000円
高校生以下 無料(要保護者同伴)
駐車場:500円/1台
チケットぴあにて販売
Pコード:332-979
※前売券が予定枚数に達し次第、当日券の販売は行いません。
出演:
SADFRANK / CovoChillCamp / アキタヒデキ / ASAKO YOSHIKAWA / サトウツバサ / Uhhwee / Layali / Meh ey own Wonder(MeoW) / やないあきこ / GAK / KAZUYA PEE(UPE MUZIKA) / yixtape / Berry Pickin’ / きたまり / 河野千晶 / さとうまゆ / 西村伸雄 / 東海林靖志 / 名越梨紗 / 鈴木明倫 / 二胡とうた 凛子 / 今村フク / 塚原義弘 / iichiro taya / いぶり工藝舎 など

過去の飛生芸術祭 Photo : Asako Yoshikawa
「飛生の森と校舎の40年」を一冊に。クラウドファンディングに挑戦
40周年を迎える今年、飛生アートコミュニティーでは、この場所に積み重なってきた40年間を未来へ残す記念冊子の制作にも取り組みます。クラウドファンディングのプロジェクトタイトルは、
「飛生の森と校舎の40年。変わり続けた場所の、これまでとこれからを一冊に」
作品やイベントの記録だけではありません。
旧飛生小学校の校舎。
飛生の森。
地域で暮らしてきた人々。
作品をつくった人、森をつくった人、芸術祭を訪れた人。
それぞれが持っている飛生の記憶を集めながら、この場所の40年間を一冊に編んでいきます。
制作資金を募るため、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にてプロジェクトを実施します。
目標金額は50万円。目標金額に達した場合のみプロジェクトが成立するAll-or-Nothing方式で挑戦します。
芸術祭で地域の記憶を残すこと。
次の世代へ場所を手渡すこと。
そして、この場所に積み重なってきた40年間を一冊に残すこと。
いずれも、40周年を単に過去を振り返るための節目ではなく、これからの時間をつくり始める節目にするための試みです。
クラウドファンディングページ(9月5日開始予定・ただいま限定公開中)
https://camp-fire.jp/projects/978469/view

過去の芸術祭の様子 Photo : Asako Yoshikawa
「飛生芸術祭2026」開催概要
名称:飛生芸術祭2026「僕らは同じ夢をみる-」会期:2026年9月5日(土)~13日(日)
時間:10:00~16:00
※9月12日(土)のみ「トビウの祝祭」11:00~20:00
会場:飛生アートコミュニティー
北海道白老郡白老町竹浦520
入場料:ドネーション制
※9月12日のみ有料
駐車場:無料
※9月12日のみ500円/1台
主催:飛生アートコミュニティー
助成:公益財団法人 福武財団、公益社団法人 苫小牧地方法人会白老地区
WEB:https://tobiu.com/
SNS:https://www.instagram.com/tobiuofficial/

今回のフライヤー裏面
飛生アートコミュニティーについて
1986年、廃校となった旧飛生小学校をアーティストの共同アトリエとして再活用することから活動を開始。
北海道白老町竹浦の飛生地区を拠点に、作品制作、展覧会、音楽、パフォーマンス、森づくりなど、ジャンルを越えた活動を続けています。
2011年からは「飛生の森づくりプロジェクト」を開始。
アーティストだけではなく、地域住民、ボランティア、子どもたち、来場者など、多様な人々との関係を通して、飛生という場所そのものを育て続けています。
40年間育んできたものは、一つの芸術祭だけではありません。
人と人が出会い、ともに創造し続けるコミュニティーそのものです。

報道・掲載用写真について
「飛生芸術祭」の過去の開催風景や作品、飛生の森などを記録したフォトギャラリーを公開しています。
フォトギャラリー
https://tobiu.com/about/gallery/
報道・メディア掲載用の画像データも提供可能です。掲載をご希望の場合は、掲載媒体や記事内容などを添えて、広報担当までお問い合わせください。
※画像掲載時には撮影者クレジットの表記をお願いいたします。
本件に関する報道関係者からのお問い合わせ
飛生アートコミュニティー
広報担当:森嶋・山影
E-mail:[email protected]
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ