Park×Art 日比谷から始まる新しい公園のかたち「Hibiya Art Park 2026 – Timeless Phenomena 確かにありそうなもの -」開催!

永山祐子がディレクターを務め、栗林隆、佐々木類、横手太紀が出展。日比谷公園で11月13日(金)から11月29日(日)まで開催。

東京都が主催し、エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社が広報事務局を務める「Hibiya Art Park 2026 - Timeless Phenomena 確かにありそうなもの -」を、2026年11月13日(金)から11月29日(日)まで開催いたします。



東京都は、四季を通じた花と光の演出によって公園の新しい楽しみ方をお届けする「花と光のムーブメント」を実施しています。日比谷公園では、昨年に続き、花と光にアートを組み合わせた大規模アートインスタレーションを通して、公園の新たな一面をお届けします。

今年の「Hibiya Art Park 2026」では、建築家の永山祐子がディレクターを務め、キュレトリアルコラボレーターとして丹原健翔が参画。「Timeless Phenomena 確かにありそうなもの」をテーマに、栗林隆、佐々木類、横手太紀の3名のアーティストによる作品を展開します。120年以上にわたり、東京の中心で都市の変化とともにあり続けてきた日比谷公園。そこには、通勤や仕事、移動といった都市の時間とは異なる、木々や草花、生き物、光や風が刻むさまざまな時間が流れています。

本企画では、日比谷公園の環境や歴史、人々の営みと作品とが交わることで、日常の中では背景に退いていた時間や関係、気配に目を向けます。アートを入口に、見慣れた公園の風景をあらためて見つめ直す体験をお届けします。

「Timeless Phenomena 確かにありそうなもの」

日比谷公園は120年前、大名屋敷から日本初の近代的洋風公園として開園し、東京の真ん中で近代化へと加速する都市の時間に隣り合いながら、ここにしかない時間を刻んできました。公園は都市の中で私たちの身体が持つ本来の「時間」を取り戻すための場所です。陽の移ろい、木々の成長、咲く花に象徴される季節の巡り。私たちはそこに流れる時を確認し、自らの居場所を見出します。

常に細胞が生まれ変わり続けている私たちの身体もまた、長い時間の流れの中でその一瞬に存在している現象といえます。本企画「Timeless Phenomena」では、私たちが日々縛られている「時計の時間」が無効化され、アートが都市の中で自然と人間の共鳴を生み出し、本来の身体感覚と時間を取り戻すきっかけとなります。

今回の参加作家による作品は現象として立ち現れ、身体に直接語りかける作品という部分で共通しています。それぞれの作品はあるべき場所に点在し、来場者は公園を歩き回るにつれて出会うことになります。花もまた、単なる装飾ではなく、人間、植物、虫や鳥、そして季節の時間を媒介する存在として現れます。

作品に出会ったあと、公園の木々や鳥の声、足元の草花、すれ違う人々のふるまいは、少し違ったものとして感じられるかもしれません。もともとそこにあったはずの関係や気配が、作品を通して輪郭を持ちはじめます。見慣れた風景の中に、これまで意識してこなかった時間や営みが重なっていることに気づく。そのとき日比谷公園は、単なる都市の余白ではなく、さまざまな存在がそれぞれの時間を生きる場所として立ち上がります。

■永山祐子メッセージ

日比谷公園で開催される「花と光のムーブメント」も今年で3回目となります。初年度は参加作家として第一花壇に《花のハンモック》を展開しました。前2回は故山峰潤也氏のディレクションで開催され、都市公園の中でアートを展開する可能性が様々な形で試されてきました。今年度はその役を私が引き継ぎ、私なりに都市公園の役割を再考し、公園空間の中でどのようにアート作品が展開すると、より公園の体験を拡張させることができるのかを考えてきました。

日比谷公園は120年前に開園し、東京の真ん中で近代化へと加速する都市の時間隣り合いながらここにしかない時間を刻んできました。本展「Timeless Phenomena」では私たちが日々縛られている「時計の時間」から解放され、アートが都市の中で自然と人間の共鳴を生み出し、本来の身体性と時間を取り戻すきっかけとなることを目指しました。

今回の参加作家は現象として立ち現れ、身体に直接語りかける作品という部分で共通しています。来場者は公園を歩き回りながら作品と出会います。
作品を体験した後、日比谷公園が単なる都市の余白ではなく、さまざまな存在がそれぞれの時間を生きる場所として立ち上がって見えてくることを願っています。

■出展アーティスト

栗林隆

                元気炉―六号基 大谷

1968年生まれ、長崎県出身。
1990年代初頭よりドイツに滞在し、以後一貫して「境界」を主題に、ドローイング、インスタレーション、映像など多様なメディアを用いて制作を行ってきた。東西分断後のドイツでの経験を背景に、自然と人間、可視と不可視、陸と水、内と外といった複数の境界面に着目し、鑑賞者の身体感覚を喚起する作品を国内外で発表している。近年は日本とインドネシアを往復しながら活動し、土地の歴史や環境、エネルギーをめぐる主題を扱うプロジェクトを展開。主な発表に、イスラミックアート・ビエンナーレ(ジッダ サウジアラビア 2025)、個展 「Roots」(神奈川県立近代美術館 葉山 2024)、六本木アートナイト(六本木ヒルズ 2023)、ドクメンタ15(カッセル ドイツ 2022)、瀬戸内国際芸術祭(香川県 伊吹島 2019)、「Enfance/こども時代」展(パレ・ド・トーキョー、パリ 2018)、個展「Water>|<Wasser」(十和田市現代美術館 2012)、「ネイチャー・センス展」(森美術館 2010)など多数。近作では《元気炉》シリーズや《Tanker Project》を通して、自然環境と社会構造の関係を批評的かつ詩的に提示している。

佐々木類

(C)︎Bullseye Glass Co. / Hanmi Meyer     Self-Container No.1

1984年高知県生まれ。2006年武蔵野美術大学卒業、2010年ロードアイランドスクールオブデザイン大学院修士課程修了。身近にある自然や生活環境にインスピレーションを得ながら、主に保存や記録が可能な素材であるガラスを用い、自分が存在する場所で知覚した「微かな懐かしさ」のありようを探求している。北欧やアメリカを中心に滞在制作招聘を受け、国内外の美術館で展示活動を行う。主な賞歴は、第33回Rakow Commission 2018(2019年、コーニングガラス美術館 /アメリカ)、富山ガラス大賞展2021大賞(2021年、富山市ガラス美術館)。ノルウェー国立美術館(ノルウェー)、金沢21世紀美術館、国立工芸館などに作品収蔵多数。近年の主な展示は「国際芸術祭あいち2025」、また個展「Subtle Intimacy : Here and There」(2023年、ポートランド日本庭園 / アメリカ)に参加。ニューヨークタイムズ紙などで作家特集掲載。現在は、石川県拠点。

横手太紀

                                Moku/ Floating Rubble (when the cat's away, the mice will play)

1998年生まれ。神奈川県逗子市育ち。2021年東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。2025年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
横手太紀の実践は、身の回りの景色や出来事によって揺さぶられる感情から始まる。存在と不在、非言語的なやりとり、目では捉えきれない微細な存在や事象。横手は物質とその背後にある見えない交感に目を向け、それらを丁寧な眼差しによって、集合体のなかに埋もれた個の存在や、多様な時間の流れを浮かび上がらせる。人間と非人間、現在と記憶、現実と想像が自然と同じ場に流れるなかで、そうした他者との静かな共鳴は、そのあわい※へ目を向ける態度であり、私たちと社会や世界とのより深い接続を促すものである。
主な展覧会に、to make today lovely, too / to make today lonely, too (CON_+parcel、東京、2026)、Minor Attractions 2025 (The Mandrake Hotel、ロンドン 2025)、Frieze Seoul 2025(COEX、ソウル 2025)、BOLMETEUS(SAI、東京 2024)、until soil unites(CON_、東京 2024)、六甲ミーツ・アート2023 beyond(六甲山、兵庫 2023)、even a worm will turn (parcel、東京、2022)、惑星ザムザ (小高製本工業跡地、東京 2022)など多数。
永山祐子(ディレクター)



1975年東京生まれ。1998年~2002年 青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。2020年~2024年、武蔵野美術大学客員教授。2023年~2025年、グッドデザイン賞審査副委員長。主な仕事に「LOUIS VUITTON 大丸京都店」、「丘のある家」、「豊島横尾館(美術館)」、「女神の森セントラルガーデン(小淵沢のホール・複合施設)」「ドバイ国際博覧会日本館」、「玉川高島屋S.C. 本館1Fグランパティオ」、「JINS PARK 前橋」、「膜屋根のいえ」、「東急歌舞伎町タワー」、大阪・関西万博「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」など。ロレアル賞奨励賞、JCDデザイン賞奨励賞(2005)、AR Awards 優秀賞(2006/「丘のある家」)、Architectural Record Design Vanguard(2012)、JIA新人賞(2014/「豊島横尾館」)、山梨県建築文化賞、JCDデザイン賞銀賞(2017)、東京建築賞優秀賞(2018/「女神の森セントラルガーデン」)、照明学会 照明デザイン賞 最優秀賞(2021/「玉川高島屋S.C. 本館1Fグランパティオ」)、World Architecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、iF Design Award Winner(2023年「JINS PARK 前橋」および2026年「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」)、第76回芸術選奨文部科学大臣新人賞(美術B部門) など。現在、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH Torch Tower」などの計画が進行中。著書に『建築から物語を紡ぐ』(グラフィック社)、『建築というきっかけ』(集英社新書)がある。
丹原健翔(キュレトリアルコラボレーター)



作家、キュレーター。1992年東京生まれ。ハーバード大学美術史学科卒業。現代におけるコミュニティの通過儀礼や儀式についてパフォーマンスを中心にボストンで作家活動をしたのち、17年に帰国、国内で作家・キュレーターとして活動。サイトスペシフィックな作品や展示を中心に、鑑賞者のまなざしの変化を誘発することを目的に制作。作家・キュレーション活動の他に、これまでにアートスペース「新大久保UGO」や一般社団法人オープン・アート・コンソーシアムの立ち上げを行う。 その他に「ソノアイダ」プログラムディレクター、東京工芸大学非常勤講師など。主な展覧会にMeta Fair #01 (22年、ソノアイダ#新有楽町、企画・運営・キュレーション)、「デバッグの情景」(22年、ANB Tokyo、キュレーション)、「無人のアーク」(Study: 大阪関西国際芸術祭 2023、キュレーション)、「Back to Thread / 糸への回帰」(FUJI TEXTILE WEEK 2023、山梨)、「竹中工務店展:たてものめがね まちめがね展 宇宙から虫まで、縮尺で考える建築の見方」(25年、VS.、大阪)など。

■会場MAP




■マーケット

会期中にはアートを鑑賞しながら食をお楽しみいただけます。出店日時詳細は、HPをご確認ください。

画像はイメージです。

■「花と光のムーブメント」とは

東京都では、四季を通じた花と光の演出によって公園の新たな楽しみ方をお届けする「花と光のムーブメント」を実施しています。日本初の近代的洋風公園として、1903年の開園以来、新しい文化を発信してきた日比谷公園。ここでは今年も、花と光に「アート」の要素を取り入れたプログラムを展開します。開かれた公共空間ならではの表現を通して、「一人ひとりにとって価値のある場所」としての日比谷公園の新しい公園のかたちを、ぜひご体感ください。
「花と光のムーブメント」 特設サイト
https://www.tokyo-park.or.jp/special/flowerandlight/index.html

 ◼︎「Hibiya Art Park 2026 - Timeless Phenomena 確かにありそうなもの -」開催概要

会期:2026年11月13日(金)~11月29日(日)
会場:日比谷公園(東京都千代田区日比谷公園)
出展アーティスト:栗林隆、佐々木類、横手太紀
ディレクター:永山祐子
キュレトリアルコラボレーター:丹原健翔
主催:東京都(花と光のムーブメント)
協力:公益財団法人東京都公園協会
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/special/flowerandlight/hibiya2026autumn/index.html
Instagram:https://www.instagram.com/hibiya_park_art/
※気象災害等により、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります。
※ご来園前に公式HP/Instagramにて最新情報をご確認ください。

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