ファッションとアートの交差する場「MB ART SALON」第2回展覧会「シュルレアリスムの眼(まなざし)」9月10日(木)より青山の旗艦店2Fにて開催


Kansuke Yamamoto, “Self-portrait”, 1940 (C) Toshio Yamamoto, the Estate of Kansuke Yamamoto.

MADISONBLUEは、青山の旗艦店・MADISONBLUE TOKYOのグランドオープンを機に始動したアートプロジェクトMB ART SALONにて、第2回展覧会「シュルレアリスムの眼(まなざし)」 を開催いたします。

1920年代にフランスで始まった芸術運動「シュルレアリスム(超現実主義)」は、1924年フランスの詩人アンドレ・ブルトンが発表した『シュルレアリスム宣言』を契機に本格化し、フロイトの精神分析にも影響を受けながら、理性や既成の価値観から解放され、夢や無意識、偶然性を通して「もうひとつの現実」の探求を目指し、絵画、写真、文学など、幅広い分野に大きな影響を与えています。
本展では、日本におけるシュルレアリスム写真の先駆者と称される山本悍右氏、シュルレアリスムの精神と響き合う独自の写真表現を展開した奈良原一高氏、そして現代においてその系譜を新たなかたちで継承する五木田智央氏の作品をご紹介します。
MB ART SALON 第2回展覧会
「シュルレアリスムの眼(まなざし)」
会期:2026年9月10日 - 2027年1月24日
アートディレクション&キュレーション:「plugin +」武田 菜種
協力:Taka Ishii Gallery
*会期中11月に展示替えを予定しております

山本悍右氏は、フォトモンタージュや演出写真を通して、夢や無意識の世界を探求しました。奈良原一高氏は、光と影、幾何学的な構図によって、日常の風景を夢や記憶を思わせる詩的な空間へと昇華させています。五木田智央氏は、身近なモチーフやデフォルメされた人物、想像上の生き物などを描き、現実と非現実が交錯する独自の世界を創出しています。3人の作家に共通するのは、現実をそのまま切り取るのではなく、その奥に潜む非現実を“切り出す”ように、それぞれの眼差しで新たな世界を立ち上げていることです。

今回はさらに、ファッションとシュルレアリスムの響き合いにも着目し、MADISONBLUEの世界観とも重なる、女性の身体性や女性像を感じさせる作品を多くご紹介します。自己の解放というシュルレアリスムの精神を手がかりに、その眼差しを通して、私たち一人ひとりの内に潜む「もうひとつの現実世界」を探求します。
出展作家


Kansuke Yamamoto"An Experimental Thinker Starting from Danger",1958Gelatin silver print30.3 x 43.9 cm(C) Toshio Yamamoto, the Estate of Kansuke Yamamoto.Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Kenji Takahashi
山本悍右(やまもと・かんすけ)
愛知県生まれ (1914 - 1987)
日本のシュルレアリスム写真を代表する写真家。「日本におけるシュルレアリスム写真の先駆者」明治大学仏文科を中退、1930年から詩作を始める。1931年、「シュルレアリスムの写真における実践」を目指し写真制作を始め、同年、小此木光也らと共に写真集団「獨立寫眞研究會」を名古屋にて結成、新しい写真表現の模索を行う。1980年代まで一貫して前衛写真を追求し、コラージュ、フォトモンタージュ、フォトグラム、演劇的な演出写真など、多様な表現を展開。
展示内容:フォトモンタージュ、建築シリーズなど。





Ikko Narahara"Advertisement, South Carolina", from “Where Time Has Vanished”, 1972 / 1973Gelatin silver print mounted on board23.3 x 34.6 cm(C) Narahara Ikko Archives / Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photography / Film
奈良原一高(ならはら・いっこう)
福岡県生まれ(1931 - 2020)
戦後日本を代表する写真家。早稲田大学大学院で美術史を学び、1950年代には池田満寿夫や靉嘔らと交流を深めるほか、東松照明、細江英公、川田喜久治らとともに写真家集団「VIVO」を結成した。その後、パリやニューヨークを拠点に世界各地を取材し、数々の展覧会や写真集を通じて国際的な評価を確立した。
展示内容:60年代にファッション写真を精力的に発表。服飾雑誌を飾る写真の中から1971年と72年にアメリカを横断する旅に出て撮影された『消滅した時間 Where Time Has Vanished』のシリーズ。





Tomoo Gokita"Rescue", 2026Oil on linen53.2 x 45.5 cm(C) Tomoo Gokita / Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Kenji Takahashi
五木田智央(ごきた・ともお)
1969年東京都生まれ
画家。1990年代後半、鉛筆や木炭、インクによるドローイング作品で注目を集め、2000年に作品集『ランジェリー・レスリング』を刊行。ニューヨークでの個展を皮切りに、国内外で数多くの展覧会を開催しています。モノクロームの絵画を中心に、ステンシルやコラージュ、立体作品など多彩な表現を展開し、豊かな視覚言語によって独自の世界観を築いている。
展示内容:オイルペインティングの新作。



ART DIRECTION & CURATION
武田 菜種 Natane Takeda
plugin +」代表 / Art Basel VIPリプレゼンタティブ日本 / アートウィーク東京VIPリプレゼンタティブ
ニューヨークでの現代アートの経験を生かし、2010年にアート関連のコーディネーション業務を軸とする「plug in +」を設立。日本と海外のアートシーンをつなぐ架け橋として活動するほか、ホテルなどにおけるアート作品の収蔵に関するコンサルティングなど、幅広い事業を手がける。
MB ART SALON
2025年2月東京・青山の旗艦店グランドオープンより、ファッションとアートが自然に交差する場として「MB ART SALON」を始動。アートディレクション&キュレーションに「plugin +」の武田菜種氏を迎え、グランドオープン時は中山まりこ&地主晋夫妻のプライベートコレクションを展示、2026年1月から同年5月まで初回展覧会として「ゼロ:白から始まる物語」を開催。今後もさまざまなギャラリーと協業しながら展示を行い、アートの多様なまなざしとMADISONBLUEのものづくりの精神が、静かに交差する時間を育てていきます。
株式会社MADISONBLUE
2014年スタイリスト中山まりこがシャツ6型でスタートしたMADISONBLUE。
「HIGH CASUAL」をコンセプトに、上質でオーセンティックな洋服とカジュアルなスタイルを提案、着る人本来の個性やエレガントさを際立たせるアイテムが揃う。
https://madisonblue.net/

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