【城西国際大学】いすみで地域と語り、環境を考える 国武ゼミが古民家カフェ「ききびより」を運営


いすみやでの集合写真





経営情報学部総合経営学科の国武陽子教授ゼミナールの学生と域学共創プロジェクトの学生が、9月2日から5日までの4日間、千葉県いすみ市のコミュニティースペース「嬉嬉 kiki」で古民家カフェ「ききびより」を運営しました。学生たちは接客や調理、店内装飾などを自ら担い、地域住民や来場者との交流を通じて環境問題や地域資源の活用について発信しました。


「ききびより」は、国武ゼミの学生が地域の活動を進める中で出会った、いすみ市の有機食品販売店「いすみや」を運営する手塚夫妻とのつながりをきっかけに始まった取り組みです。学生たちは地域交流の場として活用されている古民家を舞台に、昨年に続いてカフェの企画・運営に挑戦しました。


竹を使った装飾を入口に配置



葛を使った店内装飾



国武ゼミではこれまで、トウキョウサンショウウオの保全活動や山武市のイチゴ農家への援農、ホタルの保全活動など、山武地域の自然環境や生物多様性に関わるさまざまな取り組みを行っています。今回のカフェもその活動の延長線上にありました。環境問題は日常の会話の中から考えることも大切です。学生たちは、地域の自然や食を通じて人と人がつながり、環境について気軽に語り合える場づくりを目指しました。


店内では、ホタルの保全活動に取り組む里山を荒らしている、竹や葛を刈り取って活用し、学生たちが手作りで装飾を制作しました。地域課題として扱った素材に新たな価値を与えることで、来場者が環境について身近に感じられるよう工夫しました。また、それらの地域資源を活用したインテリアが、日本家屋本来の木や畳の温もりを感じさせる、優しい雰囲気の内装に仕上がりました。


里山の草木を使い装飾を作る学生



学内で試作を重ねる学生



提供したメニューも、ゼミ活動を通じて生まれた地域とのつながりを生かしたものです。いすみ市の学校給食に提供されている完全有機の「いすみ米」を使用した「いすみ二彩カレー」や、山武市での援農活動で訪れたイチゴ農家から分けていただいたイチゴを使用したスイーツなどを提供しました。学生たちは試作段階から学内の調理室でメニュー開発に取り組み、メンバー内でコンテスト形式の審査をしてメニューを決めました。このプロジェクトのリーダーを務める、経営情報学部4年の成川さんは、「昨年の古民家カフェ運営で感じた反省点を踏まえて、取り組みを進めました。今年はゼミのインスタグラムを活用して、この周辺地域の情報も発信して、若い方も含めた多くの方に足を運んでもらえたら嬉しい」と話しました。


いすみ二彩カレー



ゼミ活動の内容を知ってもらうボード



今年は4日間で昨年を超える106名が来場しました。来場者からは地域の自然や農業、暮らしに関するさまざまな話が寄せられ、学生たちは地域への理解をさらに深める機会となりました。全日足を運んでくださった方や、新しい取り組みにつながる出会いもありました。古民家カフェ「ききびより」は、食事を提供する場としてだけでなく、地域と学生が対話を重ねながら環境や地域の未来について考える交流の場となりました。

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