大切な人に、伝えたい言葉はありませんか。泉大津市、人生の節目に「動画タイムカプセル」を無料提供 今の想いを、声や表情とともに未来へ

第一弾は10月5日の金婚式 / 9月29日、大洋薬品ユタカ販売株式会社と連携協定を締結

泉大津市では、金婚式や婚姻届など、行政が市民と接する「人生の節目」に、大切な人への今の想いや言葉を映像に残し、指定した未来の日に届ける「動画タイムカプセル」を、希望する市民に無料で提供します。
第一弾は、10月5日(月)の金婚式。これに先立つ9月29日(火)には、動画タイムカプセルサービス「彼方想送(かなたそうそう)」を提供する大洋薬品ユタカ販売株式会社と連携協定を締結します。
調印式では、身近な人が事前に撮影・登録した動画が、指定した時刻に出席者の一人へ実際に届きます。受取人には動画の内容を事前に知らせず、その場で初めて視聴します。
泉大津市ではこれまで、自治会館などを活用した高齢者の居場所づくりや、子どもの居場所づくりなど、人と人とのつながりを大切にする取組を進めてきました。
こうした取組を進める中で、改めて目を向けたのが、婚姻届、成人、金婚式など、行政が日頃から市民の「人生の節目」に接している機会です。
こうした身近な接点も、大切な人とのつながりを深める機会として生かせないか。
今回の取組は、人生の節目に、その時だからこそ伝えられる想いや言葉を、声や表情とともに未来へ届けるものです。



変わる家族や結婚式のかたち

大切な人を思う気持ちが変わらない一方で、家族の形や暮らし方、人生の節目の迎え方は大きく変化しています。
厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、65歳以上の人がいる世帯に占める三世代世帯の割合は、1986年の44.8%から2024年には6.3%となり、38.5ポイント低下しています。
結婚の節目の迎え方にも変化があります。リクルートブライダル総研の「結婚総合意識調査2024」では、挙式の実施率は2019年の61.1%から2024年には50.1%へ、披露宴・ウエディングパーティーは51.7%から45.5%へ低下しています。一方、写真撮影の実施率は57.5%から62.1%へ上昇しており、結婚の節目の迎え方が多様化していることがうかがえます。
一方、「親の心子知らず」「子を持って知る親の恩」という言葉があるように、身近な人ほど、想いがあってもなかなか言葉にできず、時間がたって初めて、その想いに気づくこともあります。
家族の形や暮らし方が変わっても、大切な人を思う気持ちや、それを伝える難しさは、今も昔も変わりません。
今回の取組は、行政が市民と接する「人生の節目」を、普段はなかなか言葉にできない想いを残し、未来へ届けるきっかけとして生かすものです。

 モノだけでなく、「その人らしさ」まで、未来へ

タイムカプセルはこれまで、手紙や写真、思い出の品など、その時の「モノ」を未来に残すものとして親しまれてきました。
今回活用するのは、今の想いを、声や表情、話し方とともに未来に残す動画タイムカプセルです。
金婚式で相手や家族へ、結婚の節目に未来の自分たちへ、親から子どもへなど、さまざまな場面で利用できます。

市の取組で無料利用できる「動画タイムカプセル」とは

「彼方想送(かなたそうそう)」は、今撮影した動画を、指定した未来の日に届けるデジタルタイムカプセルサービスです。
利用者は、届けたい相手のメールアドレスや携帯電話番号、配信日時を登録し、動画をアップロードします。指定した日時になると、受取人に視聴用URLが届き、動画を見ることができます。
最長20年先まで配信日時を指定でき、1回につき最大250MBの動画を保存できます。
今回の金婚式や、今後予定している婚姻届提出時の取組などでは、希望する方が無料で利用できるようにします。

第一弾は「金婚式」50年分の想いを未来へ

第一弾は、10月5日(月)午前9時30分から正午まで、ホテルレイクアルスター泉大津で開催する金婚式で実施します。当日は、結婚50年を迎えるご夫婦33組が参加予定です。
会場では、「彼方想送」のスタッフがブースを設け、利用を希望する参加者の動画撮影や登録手続きをサポートします。
50年前に夫婦となった二人が、今だから伝えられる言葉を、未来の相手や家族へ残します。11月下旬からは婚姻届の提出時にも提供する予定で、今後さらに、市民のさまざまな人生の節目での活用も検討していきます。

9月29日に連携協定締結式 市民への提供を前に、まずは職員が「想いが届く」を体験

市民へのサービス提供に先立ち、市職員自身が動画タイムカプセルを体験します。
当日は、会場の出席者の一人に、本人には事前に知らせず、身近な人からの動画が届きます。普段はなかなか言葉にする機会のない想いが、声や表情とともに届く。受取人がその場で動画を開き、「想いが届く」瞬間までを実演します。
また、「なぜ今、動画タイムカプセル?」をテーマに、今回の取組が生まれたストーリーを紹介します。家族の形や暮らし方が変化する一方で、変わらない大切な人への想い。行政が市民と接する「人生の節目」に着目し、今回の取組が生まれるまでをデータとともに説明します。



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