【長崎・雲仙】地域事業者5社が「自社変革」の実践を発表。雲仙観光DXアカデミー成果発表会を10月29日に開催

昨年度の成果発表会の様子
一般社団法人雲仙観光局(長崎県雲仙市)は、2026年10月29日(木)14時から、ハマユリックスホール(雲仙市南串山町)にて「雲仙観光DXアカデミー 成果発表会」を開催します。
2026年8月から全9回にわたって実施してきた「雲仙観光DXアカデミー」。
参加した島原半島内の5社が、自社の課題と向き合い、「何のために変わるのか」「そのために何を変えるのか」を考え、実際に取り組んできた内容と、これから進んでいく道筋を自らの言葉で発表します。
本アカデミーが目指しているのは、単に新しいデジタルツールを導入することではありません。
地域の事業者自身が、自社の事業を改めて見つめ直し、課題を整理し、目的を定め、小さく実践しながら、自ら変化を生み出せる状態をつくっていくこと。
成果発表会では、5社それぞれの実践を地域へ共有するとともに、地域の事業者同士が学び合い、新たな挑戦につながる場を目指します。
「DX=デジタルツールの導入」ではない。地域の事業者が、自ら変わる力を育てる
地域の観光産業を取り巻く環境は、大きく変化しています。
人手不足や業務の属人化などにより、日々の業務に追われ、「新しいことに取り組みたい」「事業を変えていきたい」と思っていても、その一歩を踏み出すことが難しい事業者も少なくありません。
また、デジタル化についても、ツールを導入すること自体が目的となり、十分に活用されないまま止まってしまうケースがあります。
雲仙観光DXアカデミーでは、こうした課題に対して、最初からツールの使い方を教えることはしません。
最初に問いかけるのは、「自社は何のために、どこを変えるのか」ということです。
自社の現在地や課題を整理し、目指す姿を描き、その実現に必要な手段としてデジタルやデータ、社によってはアナログの手段すら積極的に活用する。
デジタル化そのものではなく、「自社の事業をより良くしていくこと」「雲仙地域で商いをする意味の追求」を目的に据えていることが、本アカデミーの特徴です。
自社分析から、実践・検証まで。全9回の伴走プログラム


参加事業者5社は、2026年8月から全9回のプログラムを通じて、
・自社の現状分析
・業務フローの整理
・課題の可視化
・目的の明確化
・数値目標の設定
・改善策の実践
・結果の検証
などに取り組んできました。
一方的に知識を学ぶ研修ではなく、それぞれの会社が抱える実際の課題をテーマに、講師や参加者と対話しながら実践を進める伴走型のプログラムです。
「何を導入したか」ではなく、
「何を変えようとしたのか」
「なぜそれに取り組んだのか」
「実践して何が見えてきたのか」
を大切にしてきました。
成果発表会では、参加事業者自身が、この期間に考え、実践してきたこと、そして今後どのような事業を目指していくのかを発表します。
成功事例だけを紹介する場ではありません。
試行錯誤や途中経過も含め、地域で事業を営む企業のリアルな「変化のプロセス」を共有します。
島原半島の5社が、それぞれの「変えたい」に向き合う
地域におけるDXは、一社だけが取り組んでも広がっていきません。ある事業者の挑戦や試行錯誤が、別の事業者にとってのヒントになり、そこからまた新しい取り組みが生まれていく。今回参加するのは、宿泊、飲食、物販、製造など、島原半島で事業を営む5社です。
抱えている課題も、目指す未来もそれぞれ異なります。アカデミーでは共通のデジタルツールを導入するのではなく、一社一社が自社の事業や業務を棚卸しし、「何のために、何を変えるのか」を整理しながら実践を進めています。
お山の酒屋 本多屋
雲仙温泉で酒販や角打ちなどを展開。「人と地域を結ぶ」酒屋を目指し、観光客との接点づくりや接客、多言語対応、在庫・販売情報の整理など、自社の価値をより届けるための仕組みづくりに取り組んでいます。
雲仙温泉 遠江屋本舗
雲仙温泉で土産品の製造・販売を行う老舗事業者。事業承継を見据え、経験や勘に頼ってきた製造・発注などの業務を見直し、従業員への権限移譲と、持続可能な運営体制づくりに挑戦しています。
株式会社 落水正商店
自社の業務や顧客との接点を改めて整理し、日々の仕事の中にある課題を可視化。自社が本来持つ価値を生かしながら、今後の事業成長につながる仕組みづくりを進めています。
有限会社 雲仙福田屋
雲仙温泉で宿泊事業を営む旅館。日々の宿運営を改めて棚卸しし、スタッフがより力を発揮できる業務のあり方や、サービスと経営の両面から持続可能な宿づくりを検討しています。
ととのい処 ゑびすや
小浜温泉で宿泊、カフェ、マッサージ、温泉などを展開。「自分たちの好きな小浜の魅力をゑびすやで表現する」ことを目指し、複数事業を少人数で運営する中での役割分担、人員配置、収益構造などを見直しています。
成果発表会では、5社が「何を導入したか」だけではなく、なぜその課題に向き合ったのか、何を試し、そこから何が見えてきたのか、そしてこれからどこへ進もうとしているのかを、自らの言葉で発表します。
雲仙観光局では、成果発表会を単なるアカデミーの「修了報告」ではなく、参加事業者の経験を地域全体の知識として共有する場として位置付けています。
当日は、アカデミー参加事業者5社がそれぞれ成果を発表。
成果発表会は一般来場も可能で、参加費無料・事前申込不要です。
地域事業者の方はもちろん、観光・地域づくり・DX・中小企業支援などに関心のある方にも、ぜひご参加いただきたいと考えています。
また、発表会終了後には、発表者や来場者同士が交流できる懇親会も予定しています。
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背景・目的-雲仙観光局が掲げる「Create UNZEN」-
雲仙観光DXアカデミーの背景にあるのが、雲仙観光局が掲げる「Create UNZEN」という考え方です。
Create UNZENとは、雲仙が「ここで生きることを、自ら選びたくなる場所」であり続けるために、地域に関わる一人ひとりが、自らの手で雲仙の価値をつくっていこうという構想です。
観光客を呼ぶことだけが、観光地域づくりではありません。
地域で働く人や事業者が、自分たちの仕事や地域の未来に可能性を感じ、「ここで挑戦したい」と思えること。
その積み重ねが、結果として地域の魅力を高め、訪れる人にとっても魅力的な観光地をつくっていくと考えています。
雲仙観光DXアカデミーも、その実践の一つです。
地域の事業者自身が自社の未来を考え、変化を起こし、その経験を地域で共有する。
一人ひとりの小さな挑戦から、地域全体の変化を生み出していくことを目指しています。
観光DXアカデミー成果発表会概要

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一般社団法人雲仙観光局TEL:0957-73-3434
〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙320番地
WEB:https://www.unzen.org/
https://unzen-dmo.com/
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