現代美術家 野田正明の大規模個展「FROM FORM TO FORCE」 ニューヨークのGOCA by Gardeで開催 約半世紀にわたる創作の軌跡と、彫刻・絵画の新作を一堂に展示

会期: 2026年10月8日(木)~11月5日(木)

 インテリアデザイン、コンサルティング、コーディネーションのトータルサービスをグローバルに展開する株式会社GARDE(本社:東京都港区 代表取締役社長 室賢治)は、GARDEが手掛けるアートギャラリーGOCA by Gardeにて、ニューヨークを拠点に約半世紀にわたり国際的な活動を続ける現代アーティスト野田正明による個展「FROM FORM TO FORCE」を、2026年10月8日(木)から11月5日(木)まで開催いたします。

Evolution-54, 進化―54, Watercolor on paper, 2026


 GOCA by Gardeは、日本およびアジアのアーティストを世界へ紹介する拠点として、絵画、彫刻、陶芸など多彩な作品を展示するGARDE初の海外アートギャラリーです。日本およびアジアの現代アートをグローバルに発信する役割を担う、新たな文化発信の場を目指しています。


 本展は、1977年に渡米して以来、ニューヨークを拠点に制作を続けてきた野田正明の約半世紀にわたる創作の軌跡をたどる展覧会です。本展のために制作された鋳造ステンレス・スチールによる彫刻と絵画の新作を中心に、1970年代の版画から現在に至るまで、平面と立体を往還しながら発展してきた野田の表現を紹介します。

 2023年には、長年にわたりギリシャと日本の文化交流に貢献してきた功績などから、ギリシャ共和国より「名誉勲章 金十字章(Gold Cross of the Order of Honour)」を受章。2025年には大阪・関西万博のヘルスケアパビリオンに彫刻を発表するなど、国内外で活動を続けています。今回の展覧会は、ニューヨークのギャラリーにおける近年では数少ない大規模個展であり、GOCA by Gardeでは初の個展となります。

■本展の見どころ
形態から力へ 約半世紀にわたり展開してきた野田正明の表現
 展覧会タイトル「FROM FORM TO FORCE」は、野田の創作を約半世紀にわたって貫いてきた、形態(Form)から力(Force)への変化を表しています。
 その出発点にあるのは、幾何学的な形態の厳密な構成です。1970年代のシルクスクリーン連作「Expression」では、多色の刷りを重ね、色彩の層の中に形態を沈め、また浮上させる技法を確立しました。
 1977年の渡米後、その形態は静止をやめ、動き始めます。水彩による《Gravity》(1981年)では、画面を横切る力線が形態を牽引し、《Forefront》(1994年)では、形態が複数の層の間で衝突と拮抗を演じるようになります。
 形態(Form)が力(Force)の記述へと変わっていく、その約半世紀にわたる展開の先に、本展で発表する新作は位置しています。

世界各地に恒久設置されるステンレス・スチールの公共彫刻
 京都府の京阪・宇治駅に設置されたステンドグラス《Rising to the Firmament》(1997年)で光と色彩の関係を検証した野田は、2000年代以降、鏡面のステンレス・スチールを主要な素材として彫刻作品を制作してきました。
 大阪の金属加工工場との四半世紀に及ぶ協働の中で、制作の全過程で実測を繰り返しながら、曲面が周囲の空と建築を映し込む角度を決定していく独自の制作方法を築いています。
 これまで、中国・深圳美術館の《Perpetual Flight VI: The Rising to the Firmament》(2003年、高さ3.5m)、ギリシャ・デルフィのアポロ神殿に隣接するヨーロッパ文化センターの《Apollo’s Mirror》(2005年、高さ3.8m)、マラソンの戦い2500周年を記念してマラソン競技場に設置された《The Spirit of Hermes》(2010年、高さ5m)、小泉八雲の生地であるギリシャ・レフカダの《Lafcadio Hearn: Odyssey of an Open Mind》(2014年、高さ2.2m)、東京・新宿区の小泉八雲記念公園の《Eternity: Resting Place of Lafcadio Hearn》(2019年、高さ2.8m)など、その公共彫刻はギリシャ、中国、モンゴル、アメリカ、日本の各都市に恒久設置されています。
 また、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をめぐる一連の彫刻は、ギリシャと日本の二つの文化を行き来した作家に対する、野田の30年来の応答でもあります。


鋳造ステンレス・スチールによる新作彫刻と絵画を発表
 本展では、世界各地に設置してきたモニュメント彫刻のモデルと、新作となる鋳造ステンレス・スチールの彫刻を発表します。
 新作彫刻では、従来の鍛造では困難であった複雑な内部空間の構成が可能となり、鏡面が周囲の光を取り込むだけでなく、入り組んだ内部で光が繰り返し反射することで、作品の内部そのものを一つの空間として立ち上げます。
 あわせて展示する「Evolution」「Spiral Interaction」の各シリーズの絵画では、透明感のある色彩の層が重なり、彫刻と同じく「光と空間を通してエネルギーを可視化する」という原理が平面上で展開されます。
 1970年代の版画から絵画、彫刻へと表現を展開し、平面と立体を行き来しながら制作を続けてきた野田。本展では、新作とともに、約半世紀にわたる画業の現在地を紹介します。


Evolution-52, 進化―52, Watercolor on paper, 2026

Evolution Spiral Interaction-VE, 進化・螺旋の咬合―VE, Acrylic on canvas, 2005-2026


Chronos-ST, Stainless steel with white marble base, 2026

Prediction, Stainless steel with white marble base, 2026

■野田正明 コメント
1977年の渡米を機に、私のアーティスト人生は仮想の世界から、目の前で絶えず移り変わるアートシーンの現実を前に、アーティストとしてどう生きるべきかを問いかけられてきた日々といえます。
版画から始まったキャリアは、2次元の絵画から3次元の彫刻へと移行したことで、平面と立体を行き来しながらメディアを超えた、無限の表現世界へと目覚めることができました。公共モニュメント彫刻は国際交流の要となり、絵画との連動によって普遍への問いかけを可能にしたと考えています。
本展は私の半世紀におけるキャリアの集大成として位置付け、彫刻と絵画の対比から生み出される「新たな息吹」を感じていただければ幸いです。


■展覧会開催概要
タイトル :野田正明「FROM FORM TO FORCE」
期間   :2026年10月8日(木)~11月5日(木)
住所   :GOCA by Garde 515 W 23rd St, New York, NY 10011
入場料  :無料
公式サイト:https://www.goca.gallery/

■アーティストプロフィール
野田正明(Masaaki Noda)
1949年、広島県福山市生まれ。1972年に大阪芸術大学を卒業。1976年に「アート・ナウ’76」(兵庫県立近代美術館)に選抜され、1977年に渡米、ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグでエリザベス・カルステアーズ奨学金を得て学ぶ。
以来、個展をニューヨーク、フィラデルフィア、ボストン、テキサス、シカゴ、ワシントンDC、フランス、ギリシャ、中国、台湾、国内では東京、名古屋、京都、大阪、姫路、岡山、福山、広島、仙台で開催。現在もニューヨークを拠点に、版画、絵画、彫刻にわたる制作を続けている。
作品はフィラデルフィア美術館、ブルックリン美術館、オルブライト・ノックス美術館(バッファロー)、ポートランド美術館、デルフィ・ヨーロッパ文化センター、マケドニア現代美術館(テッサロニキ)、台北市立美術館、深圳美術館、ふくやま美術館、広島市現代美術館、広島県立美術館、兵庫県立美術館などに収蔵されている。
2017年に紺綬褒章、2023年にギリシャ共和国より名誉勲章 金十字章を受章。2025年には大阪・関西万博ヘルスケアパビリオンに彫刻を発表した。
公式HP:https://masaakinoda.com/

GOCA by Garde
GARDEが手掛けるアートギャラリーであるGOCA by Gardeは、ニューヨーク・チェルシー地区に位置する日本およびアジアの現代アートに特化したギャラリー。絵画、彫刻、陶芸を通じて新進気鋭から著名なアーティストを紹介し、文化交流と対話を促進する場としての活用を目指しています。
チェルシー地区は、世界有数のアートとカルチャーの中心地として知られ、現在では約200のギャラリーが集まり、著名アーティストの展示から若手による実験的な作品まで、幅広いアートが展開されています。
そのようなチェルシーという舞台において、GARDEはこれまで築き上げてきた空間デザインのノウハウと、アーティストとのネットワークを最大限に活かし、アートを愛する人々が集い、交流する場を創出します。そして、GOCA by Gardeが生み出す新たなインスピレーションと可能性が、アートを通じて社会にポジティブな影響をもたらすことを期待しています。


GARDE(ギャルド)について
1985年創業のデザイン・コンサルティングファーム。世界のラグジュアリーショップ、ホテル、高級レジデンス、大型SC・百貨店、フードコートを含む飲食店、グローバル企業のオフィス、スポーツ・エンターテインメント複合施設など、多岐にわたる空間デザインを手がけている。事業の中核となる建築・環境デザインを担う「デザイン事業」に加え、不動産売買・仲介や新規事業企画開発、海外事業進出支援などを行う「コンサルティング事業」、さらに不動産コーディネーション、アート支援・販売、メタバースなどのデジタルソリューション開発、地方創生サービスを含む「コーディネーション事業」の3事業を柱に展開。近年では、ニューヨークおよび南青山にアートギャラリーを開業・運営。アートを起点とした価値創造や国際的な文化発信にも取り組み、空間デザインの枠を超えた事業領域を拡張している。「情緒的経営価値」の提供を掲げ、顧客企業の歴史や哲学、技術やビジョンを深く理解した上で、それらを統合し、卓越したデザインと機能性を兼ね備えた空間・体験へと昇華させている。東京本社のほか、ミラノ、パリ、香港、上海、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、ドバイ、ニューヨーク、ロサンゼルスなど世界各地に拠点を展開。
GARDE公式HP:https://www.garde-intl.com/
DESIGN MAGAZINE:https://gardedesignmagazine.com/
Instagram:https://www.instagram.com/garde_world_design/
Facebook:https://www.facebook.com/Garde_world_design-106875268137204/
LinkedIn:http://nl.linkedin.com/company/garde-usp

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ