東品川海上公園Park-PFI導入事業施設の運営開始

~公園が「使う場所」から「過ごす場所」へと進化・区立公園初のドッグランも~

 品川区は、多様なニーズに対応した魅力ある都市公園の創出を目指し、区立公園内に民間施設を設置することで、公園の活性化やイベントの開催など、にぎわいの創出につながることから、東品川海上公園においてPark-PFI(公募設置管理制度)を導入し、2025(令和7)年3月に「東品川海上公園<Harbor of Harmony>共同企業体(代表法人:日鉄興和不動産株式会社)」を認定計画提出者として選定しました。

 今年1月から施設の整備工事に着手し、10月4日、ついに各施設の運営を開始しました。

東品川海上公園
https://www.higashishinagawa-seapark.com/


■公園が「使う場所」から「過ごす場所」へと進化
 都市公園法が2017(平成29)年5月に改正され、公園利用者の利便の向上に資する公園施設の設置と、その周辺の園路や広場等の整備、改修等を一体的に行う者を公募により選定することができる「公募設置管理制度(Park-PFI)」が新たに制定され、2024(令和6)年度末時点で全国約182カ所においてPark-PFI事業が実施されています。

 目黒川が天王洲南運河に注ぎ込む河口部に位置した親水公園である東品川海上公園において、水辺空間の利活用促進や地域の交流の場所づくり、居心地の良い時間を過ごせるサードプレイスの創出を目指し、品川区でもPark-PFIを導入しました。

 2025(令和7)年12月、日鉄興和不動産株式会社を代表法人とする共同企業体は、品川区と実施協定を締結し、公募対象公園施設および特定公園施設の整備を進めてきました。

 品川区立公園では初となるPark-PFI事業として、木造交流拠点を核に、水辺・緑・アート・環境配慮(サステナビリティ)の取組を一体的に展開。公園が、単に「使う場所」から、多様な人々が思い思いの時間を過ごせる「過ごす場所」へと進化します。


■東品川海上公園内施設について
1)飲食施設
 公園の景観やヒューマンスケールとの調和に配慮した木造平屋建ての飲食施設を整備しました。軒天には多摩産材も活用することで、地域木材の利用にも寄与しております。運河を望む段床客席に加え、地域共創スペース、水辺アクティビティの受付・更衣・シャワー機能を備え、食を起点に地域と水辺をつなぐ交流拠点を創出します。
テナントには、静岡県静岡市発のクラフトビールメーカー「West Coast Brewing」が、ペットフレンドリーな直営ビアレストランとして出店。自社醸造のクラフトビールと、NYスタイルピザやBBQなどのアメリカンフードを提供し、水辺ならではの滞在体験を提供します。

2)ヘラルボニーアートによるラッピング
 本事業では、主に知的障害のある作家のアート作品をさまざまな形で社会に届け、「障害」に対するイメージ変容と福祉を起点とした新たな文化の創造に取り組む株式会社ヘラルボニーと協業しています。公園内の自動販売機やスマートゴミ箱には水上詩楽さんの作品を、既存トイレには品川区の都市ブランディングにも採用されている「Yay Yay Shinagawa 2025(岡部志士さん)」を展開。公園に点在する設備をキャンバスとして活用することで、多彩なアートとの出会いを創出し、来園者が回遊しながら楽しめる公園空間をつくりました。

3)ポケットパーク
 目黒川とアイル橋を間近に望むポケットパークには、暑熱対策となるクールスポットをはじめ、公園利用者とともに育てる「ウェルカム花壇」、雨水貯留ブロックを活用したグリーンインフラ(品川区「雨水しみこみプロジェクト」の一環)を整備し、憩い・共創・環境配慮が融合した水辺の居場所を創出しました。「ウェルカム花壇」は、今後、公園利用者とともに育てていく共創の場として運営していく予定です。

4)ドッグランエリア
 公園内で人と犬が安心して共存できる環境を目指し、ペット専門のコンサルティング事業を手掛ける株式会社PETSPOTと協業のもと、品川区立公園初のドッグランを整備しました。ドッグランは、全犬種フリーエリアと小型犬専用エリアの2区画で構成しています。また、ドッグコンテンツ(犬用遊具)として、飲食施設建設地に植栽されていた桜の木材を活用し、DOG STICK LIBRARYを設置しました。

5)クールスポット
 利用者ニーズの高い休養機能として、多摩産材を活用した可動式クールスポットを整備しました。本施設には、金物を一切使用せず、木と紐、人の手によって組み上げる構造体「hitoto-ヒトト-」(ウッドデザイン賞受賞作品)を採用しています。木の温もりを感じながら、誰もが快適に過ごせる公園の居場所を創出しました。

6)環境に配慮し、災害時にも機能する公園設備
 災害対応力の向上と環境負荷低減を図るため、飲料・スナック・おむつ等を扱う災害対応型自動販売機や、太陽光発電で自立稼働するIoTスマートゴミ箱を導入しました。また、公園イベントや水辺アクティビティで使用する備品を保管する倉庫・艇庫を新設し、公園と水辺を継続的に活用するための運営基盤を整備しました。

7)スポーツイベントとの連携
 国内3x3リーグ※「PLCO3XS(プルコトライクロス)」の公式戦を東品川海上公園にて実施します。※バスケットボールコートの半面を使用し、3人対3人で行う競技
選手の距離が近く、攻守の切り替えが速いため、初めて観戦する人にも分かりやすく、迫力を感じやすいことが特徴です。地域住民の方々が身近な場所でトップレベルのスポーツに触れられる機会を創出し、スポーツを通じた地域交流と東品川エリアの賑わいづくりを目指します。
日時:2026年10月18日 11:00~ 東品川海上公園(予定)※雨天時は別場所変更





■Park-PFI事業概要
(1)認定計画提出者
東品川海上公園<Harbor of Harmony>共同企業体
・代表法人:日鉄興和不動産株式会社
・構成法人:日本体育施設株式会社、株式会社アール・アイ・エー、大日本ダイヤコンサルタント株式会社
(2)計画概要
・公募対象公園施設
 飲食施設(水辺 BBQ テラス・地域共創空間含む)、自動販売機・スマートごみ箱
・特定公園施設
 ドッグラン、倉庫・艇庫、駐輪場、クールスポット可動式日除け、ウェルカム花壇・デッキ
・利便増進施設
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