緑の「機能」をデータで可視化。Biomeを活用したグリーンインフラ実証を横浜で開始

緑の効果を5つに分類。市民参加型調査で、「知る」から「訪れる」への行動変化を検証

京都大学発のネイチャーテック企業、株式会社バイオーム(本社:京都府京都市、代表:藤木 庄五郎、以下「バイオーム」)は、国土交通省「グリーンインフラの新技術開発支援事業」における普及啓発の取り組みの一環として、神奈川県横浜市を実証フィールドに、グリーンインフラの機能を可視化し、市民の行動変容につなげる市民参加型の実証を2026年10月5日(月)に開始しました。



概要:横浜の「緑」を、5つのグリーンインフラとして独自分類
グリーンインフラとは、自然が本来持つ機能や仕組みを、都市の生活環境の整備や土地利用に活用する考え方です。

都市の緑には、暑さをやわらげる、遊びや憩いの場になる、水辺とのつながりを生み出す、防災に役立つ、いきもののすみかになるなど、さまざまな役割があります。本実証では、横浜市内の緑地や水辺を、それぞれ持つ役割に応じて5つの「GI(グリーンインフラ)」にバイオーム独自の基準で分類しました。
- ひんやりすずむGI:木陰や植物の効力で、暑さを和らげる緑
- のびのびあそぶGI:レクリエーション効果のある緑
- みずとしたしむGI:水辺と人とのつながりを生み出す緑
- くらしささえるGI:土壌を保持し、暮らしを支える緑
- いのちとであうGI:多様ないきものの生息場所となる緑

分類には、レーザー測量による樹木の高さ・ボリューム、土地利用、水辺の配置、ハザードマップ、バイオームが持つ生物多様性ビッグデータを組み合わせ、それぞれの緑地が持つ機能を可視化。

さらに、バイオームが運用するいきものコレクションアプリBiome(バイオーム)内では、市民が実際に市内を歩きながらいきものを探す「クエスト」を期間限定で実施します。緑の価値を「見える化」するだけでなく、実際にその場所を訪れ、時間を過ごしてもらうことで、グリーンインフラへの認知・理解が、市民の行動につながるかを検証します。
クエスト詳細


名称:まちとみどりのむすびつき 
グリーンインフラでいきもの探し in よこはま
期間:2026年10月5日(月)~12月4日(金)
対象地域:横浜市内
参加費:無料
参加方法:期間内に対象エリアでいきものを投稿することで、アプリのユーザーは誰でも自動でクエストに参加できます。



アプリの操作について

クエストに参加するには、アプリBiomeへのアカウント登録が必須です。アカウントの登録方法や、クエストの確認方法、写真の投稿については下記をご確認ください。



背景:緑の価値を知り、行動に移すまで
都市の緑は、暑熱環境の緩和やレクリエーション、防災、生物多様性の保全など、私たちの暮らしを支える多様な機能を備えています。一方で、こうした「緑が持つ価値」は目に見えにくく、身近にありながら、その役割や効果が十分に認識されていないのが現状です。

バイオームはこれまで、いきものコレクションアプリBiomeを通じて、日本全国のいきものの情報を蓄積し、独自の解析技術で「どんないきものが、いつ・どこに・どれだけ生息しているか」という生物多様性ビッグデータを構築してきました。今回の実証では、独自のビッグデータをもとに、その場所の自然環境や緑が持つ価値を可視化する強みを、グリーンインフラにも広げます。

「いきものを探す」という身近な体験を入口に、普段は意識していなかった緑地や水辺へ足を運んでもらうことで、「知る」から「行ってみる・体験してみる」への行動変化が生まれるかを検証します。
グリーンインフラの新技術開発支援事業について
国土交通省が実施する、民間企業が有する新たなグリーンインフラ技術の開発・実証を支援する事業。グリーンインフラの社会実装により、地球温暖化の緩和、防災・減災、ポストコロナの健康でゆとりある生活空間形成等を推進する。
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo10_hh_000372.html
アプリBiomeについて
「そこにもきっと、いきものがいる」をコンセプトにした、いきものコレクションアプリ。スマホがあれば、誰でも気軽にいきもの探しを楽しめるプラットフォームとして、アプリの累計ダウンロード数は130万を突破。

投稿データは全て生物多様性の保全に活用されることが特徴。日々リアルタイムの生物データが寄せられており、独自の生物分布ビッグデータとして蓄積されたデータは、1,150万件以上にものぼる。
アプリ公式サイト:https://biome-app.com/

※アプリのダウンロード・アカウント登録はすべて無料です。
※アプリBiomeで投稿されたデータは、生物多様性保全のために活用いたします。
※希少種の場所は、マップ上では自動的に非公開となります。
株式会社バイオームについて
「生物多様性の保全を社会の当然に」を掲げる京都大学発のスタートアップ。国内最大級のリアルタイム生物分布データベースの構築を目指し、データ収集のツールとして独自の名前判定AIを搭載した、いきものコレクションアプリBiomeを開発・運営しています。

2026年10月までに1,150万件を超える生物データを蓄積。このビッグデータを活用し、企業の自然関連財務情報開示(TNFD)の支援や、自然共生サイトの認定支援、都市開発における生物多様性評価などを行っています。地域の実測データに基づく分析・解析というネイチャーポジティブのボトルネックを解消し、環境保全と経済的合理性が両立する社会基盤の創出に取り組んでいます。
https://biome.co.jp/

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