訪問診療医・小堀鷗一郎氏の最新刊『人は生きてきたように死ぬ』が近日発売! 伊藤比呂美氏との特別イベントも決定!
これまで在宅医療で800人以上の方々を看取ってきた医師が、まるで「人は死なない」かのような幻想に覆われた“死を忌避する”現代社会に対して、「きれいごとではない生と死のリアル」を示します。
森鷗外の孫である著者は、そのルーツから受け継いだ「優しさ」と「征服されざる生き方」を内に秘めつつ、終末期医療、介護、家族との和解をめぐって、本質的な問いを投げかけます。葛藤や孤独を抱えつつも最期まで生き抜いた名もなき人々の姿はなにを物語っているのか? 人間らしい尊厳のある最期とは何か? 心揺さぶる深い洞察がここにはあります。親の介護に悩む方や、人生後半戦のあり方を見つめ直したいすべての人に贈る、瞠目の一冊です。

左)『人は生きてきたように死ぬ』書影 右)著者近影
・「やすらかに死ぬのは容易ではない」という真実
・家族と「和解しない死」もひとつの生きかたである
・「命を永らえるための医療」から「命を終えるための医療」へ
・森鷗外から受け継いだ「優しさ」と、征服されざる者たち……etc.
在宅医療の最前線で培われた小堀氏の知見は、超高齢社会の日本が抱える終末期医療や介護の課題を考えるうえでも、多くのヒントを与えてくれます。語り下ろしとなる本書の聞き手・文を務めたのが、作家・平松洋子氏。小堀氏が「すべてやり尽くしたという人生の終焉をより身近に感じる、唯一無二の本作りとなった」と述べるほどに、その死生観と思索が、文学性の高い言葉に結実しました。
◆著者・小堀鷗一郎さんからのメッセージ
この書の読者の中の一人でも、誰でも「老いる」ことを理解し、いつかは「死ぬ」ことを受け入れ、自分にとって、家族にとって、そして社会にとって「望ましい死」とはなにかを考える機会となれば、著者にとって望外の喜びである。◆イベント
本書の刊行を記念して、本書の企画を立ち上げたおひとりである伊藤比呂美さんを招いた特別トークイベントを開催します。自身も家族の看取りを経験し、鷗外作品へ深く傾倒してきた作家が、人間らしい尊厳のある最期とはなにか、いかに生をまっとうするか、小堀氏と存分に語り合います。10月29日(木)19時~20時30分 ブックファースト新宿にて
詳細:https://www.book1st.net/event/2026/10/002085.html

伊藤比呂美氏 (撮影:吉原洋一)
◆著者プロフィール
小堀鷗一郎(こぼり・おういちろう)1938年、東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、医学博士。訪問診療医。東京大学医学部附属病院第一外科・国立国際医療研究センターに外科医として約40年間勤務。定年退職後、埼玉県新座市の堀ノ内病院に赴任。在宅診療に携わり、800人以上の看取りにかかわってきた。2019年『死を生きた人びと』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。他の著書に『死を生きる』、『死を受け入れること』(養老孟司氏との共著)などがある。母は小堀杏奴、父は小堀四郎、祖父は森鷗外。
聞き手・文
平松洋子(ひらまつ・ようこ)
1958年、倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。作家、エッセイスト。食文化や文芸の分野を中心に幅広く執筆活動を行う。2006年『買えない味』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2012年『野蛮な読書』で講談社エッセイ賞、2022年『父のビスコ』で読売文学賞を受賞。他の著書に『サンドウィッチは銀座で』『肉とすっぽん』『筋肉と脂肪 身体の声をきく』『おあげさん』『赤いするめ、黒いするめ』などがある。
企画協力
伊藤比呂美(いとう・ひろみ)
1955年、東京生まれ。詩人。性と身体性をテーマに女性詩を牽引するかたわら、育児エッセイ分野も開拓。『読み解き「般若心経」』『新訳 説経節』『いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経』等では古典や仏典の現代語訳を通して、『女の絶望』『女の一生』等では女の生活を通して、生活の中の生と死をみつめている。他の著書に『切腹考』『道行きや』『森林通信 鷗外とベルリンに行く』『わたしのおとうさんのりゅう』等。
■書誌情報
出版社:株式会社 文藝春秋書 名:『人は生きてきたように死ぬ 自由な最期のために』
著 者:小堀鷗一郎
聞き手・文:平松洋子
判 型:四六判並製カバー装 240ページ
発売日:2026年10月29日
定価・価格:紙版:1,760円(税込) 電子版:1,700円(税込)
ISBN: 978-4-16-392164-8
書誌URL :https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921648
取材対応可能です。著者インタビュー等のお申し込みは気軽にお問い合わせください。
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