時を超えて生まれ変わるアルミが、「永遠の輝き」をさらに引き立てる 世界最大級のバカラシャンデリアを展示するショーケースをアルミの水平リサイクルでリニューアル
「Baccarat ETERNAL LIGHTS」は、サッポロ不動産開発株式会社とバカラ パシフィック株式会社、SUS株式会社が主催し、恵比寿ガーデンプレイスで毎年開催されるイルミネーションイベントです。世界最大級のバカラシャンデリアを一目見ようと多くの人が訪れる冬の風物詩として親しまれています。SUSは2006年から特別協賛社として、重量約1.8トンにおよぶシャンデリアを支えながらその美しさを引き立てる、アルミ製のショーケースを提供してきました。2026年からは主催者として本イベントに参画します。

<過去開催時の様子>
今回のリニューアルでは、ショーケースのフレームカラーを黒からシルバーへ変更するデザイン刷新に合わせ、役目を終えたアルミフレームに、新たなショーケースの一部として再び命を吹き込む「ショーケース to ショーケース」の水平リサイクルを実現しました。
2026年1月のイベント終了後、解体したアルミフレームを福島のマザー工場へ輸送し、再生可能なアルミ材とそれ以外の材料に丁寧に分別。可能な限り異素材を除いたアルミスクラップを自社の鋳造炉で溶解し、新たなショーケース全重量の約12%に相当する「ラチスパネル」用の再生ビレットを鋳造しました。
この再生ビレットは、ショーケース由来のスクラップ約79%と、社内の製造工程で発生した端材や「アルミリサイクル便」で回収した不用材約21%からなる、スクラップ原料100%の再生材です。「ラチスパネル」は、SUS独自の技術であり、ショーケースの構造を支えるだけでなく、デザインを特徴づけ、シャンデリアの光と調和しながら、その輝きを美しく引き立てます。
アルミはリサイクル性に優れ、一般に、再生アルミの製造に必要なエネルギーは新地金を製造する場合のわずか3%程度とされています。役目を終えたショーケースのアルミを水平リサイクルすることで、アルミの価値とシャンデリアを支えてきた時間を未来へ紡ぎながら、環境負荷の低減に配慮したリニューアルを実現しました。
バカラシャンデリアが放つ「永遠の輝き」と、時を超えて生まれ変わるアルミの循環性。両者が織りなす美しい展示は、イルミネーションとして人々を魅了するだけでなく、持続可能な循環型社会の実現に向けて未来を照らします。SUSは、バカラシャンデリアを展示するアルミ製ショーケースのリニューアルを通じて、アルミが持つ軽量性・剛性・加工性・施工性・耐候性に加え、高いリサイクル性による環境価値を訴求してまいります。
ショーケース to ショーケース: 解体から再生までの水平リサイクル工程

イベント終了後に 解体・分別

自社鋳造炉にて 溶解・鋳造

再生ビレットを押出成形

新たなショーケースへ
「Baccarat ETERNAL LIGHTS」 概要
タイトル: 「Baccarat ETERNAL LIGHTS」
テーマ : ひかりの中へ。
主 催: サッポロ不動産開発株式会社、バカラ パシフィック株式会社、SUS株式会社
会 期: 2026 年11 月14 日(土)~2027 年1 月11 日(月・祝)
◆シャンデリア ライトアップ時間: 11:00-23:00
◆点灯式: 11月14日(土) 17:00~(予定)
※天候により、スケジュールが変更になる場合があります
会 場: 恵比寿ガーデンプレイス・センター広場(東京都渋谷区恵比寿4丁目)
〈バカラシャンデリアについて〉
高さ約5m、幅約3m、クリスタルパーツ総数8,500ピース、ライト総数250灯の世界最大級を誇ります。その制作には、フランス最優秀職人(M.O.F.)をはじめとする熟練した職人の技と、15,000時間もの長い時間が要されています。

■デザインと構造、施工性を両立するSUS独自の技術「ラチスパネル」
世界最大級のバカラシャンデリアを展示するアルミ製ショーケースには、幅約6m、高さ約10mの大空間を形成しながら、重量約1.8トンのシャンデリアを支える高い剛性と強度が必要です。また、シャンデリアの鑑賞を妨げず、その輝きを引き立てる軽やかでシンプルなデザイン性、そして、仮設展示物として輸送、組立、解体を毎年繰り返すための施工性が求められます。これらの課題に応えるSUS独自の技術が「ラチスパネル」です。今回、このラチスパネルに水平リサイクルした再生アルミを使用しました。ラチスパネルは、世界的建築家の山本理顕氏との共同開発で生まれた、SUSが展開するアルミ建築事業「ecoms」の構造部材です。アルミならではの自由な断面形状を最大限に活かしたX型の押出材で、幾何学的で開放感のあるデザインとシャンデリアを支える構造を実現しています。

SUS独自の技術「ラチスパネル」
■ショーケース全体における再生アルミ使用率約72%
リニューアルでは、旧ショーケース由来のスクラップを含む再生ビレットを、ショーケース全重量の約12%に相当するラチスパネルに使用。さらに、社内の製造工程で発生した端材やアルミリサイクル便で回収した不用材由来の再生アルミを全重量の約60%に使用し、ショーケース全体に占める再生アルミ使用率を約72%としました。一般に、アルミの再生ビレットの製造に必要なエネルギーは、新地金を製造する場合の約3%とされています。また、原料となる鉱石の採掘が不要となり、原産地からの長距離輸送に伴う環境負荷の低減にもつながります。再生アルミの利用促進は、サステナブルな社会の実現に貢献します。
■SUS独自のリサイクルサービス「アルミリサイクル便」
お客さまのもとで不用になったSUS製のアルミフレームやダイカストパーツを、納品後の自社便トラックで引き取り、福島のマザー工場で溶解・再生する、自社一貫生産体制を活かしたSUS独自のリサイクルサービス「アルミリサイクル便」を、2025年10月1日に本格始動しました。これまで試行的に実施していた取り組みの対象範囲を大きく拡大するとともに、分別・保管に便利な回収ボックスの貸し出しなど、運用面の整備とサービスを拡充し、アルミの水平リサイクルを推進しています。
福島の自社工場にて溶解・鋳造
■SUSのアルミ建築事業 「ecoms」 概要
1992年の創業以来、アルミという素材に向き合い、生産現場の自動化・省力化を支えるさまざまなアルミプロダクトやソリューションの開発・製造・販売を行ってきたSUSは、FA分野で培った技術を活かし、「アルミ建築」の研究・開発・普及にも積極的に取り組んできました。建築基準法の改正によりアルミが指定建築材料として認可された2002年には、アルミ建築事業「ecoms(エコムス)」を立ち上げ、アルミ建築への挑戦をスタートしました。ecoms事業部は、アルミならではの軽量性や耐候性、高い押出精度といった優位性を生かし建築分野での実績を重ねてきました。アルミのスタイリッシュな外観に加え、軽量性・施工性・耐候性に優れた駅ホームの「待合室」やサービスエリアの「喫煙ブース」は、それぞれ200棟以上、全国に設置されています。2025年には、アルミ製ユニットハウス「t2-01」(ティーツーゼロワン)の販売を開始。「建てて、使って、廃棄する」から、「繰り返し利用する」時代を見据え、アルミ建築の可能性に挑戦しています。
URL: https://ecoms.sus.co.jp/

■ SUS(エスユウエス)株式会社 概要
本 社: 静岡県静岡市駿河区南町14-25 エスパティオ6F
設 立: 1992年6月19日
資 本 金 : 2億9,000万円
売 上 高 : 340億7,000万円(2026年2月期・連結。単体では284億7,000万円)
従業員数: 1,099名 (内、正社員942名。2026 年10月現在)
事業内容: FA向け機械装置およびユニット機器製品の設計・開発・製造・販売。
アルミ製住宅および建築用アルミ構造材の設計・開発・製造・販売。
アルミ製家具およびアルミ建材の設計・開発・製造・販売。
U R L : https://www.sus.co.jp/
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