【開催レポート】福島・磐梯町が共同経営パートナーを募るピッチを渋谷で開催、13社が登壇し2社に「しあわせ共創チケット」を授与

AI電話窓口とカーボンクレジットアプリの2社が、町の担当課と実証事業に向けて動き出せるチケットを獲得。会場・オンライン配信でのべ720名が参加

福島県磐梯町(町長:佐藤淳一)は2026年9月30日(水)、SHIBUYA QWSにて、町を「共同経営」する民間企業・研究機関を募るピッチイベント「BANDAI Re:Design FAIR Vol.2」を開催しました。当日は13社が登壇し、審査の結果、町の担当課と実証事業に向けて動き出せる「しあわせ共創チケット」を2社が獲得、オーディエンス賞は1社が受賞しました。会場とYouTubeライブ配信をあわせ、延べ720名が参加・視聴し、熱気あふれる一日となりました。
▼イベントのアーカイブ映像/YouTube(https://www.youtube.com/live/U7aRKawpSds?si=hfZPJktD-BmJu0qn)
【開催レポート】福島・磐梯町が共同経営パートナーを募るピッチを渋谷で開催、13社が登壇し2社に「しあわせ共創チケット」を授与


■小さな町が、課題を「余白」と呼ぶ理由

磐梯町は、福島県の小さな町です。人口減少や担い手不足など、全国の自治体が直面する課題を、町は「次世代社会の余白」と捉えています。
本イベントは、実証実験を一度やって終わらせず、町を「共同経営」する覚悟を持った民間企業・研究機関と、継続的にまちづくりを進めることを目的としています。小規模自治体ならではのスピード感で、検証から実装まで一気通貫で進められる点が特徴です。

■「しあわせ共創チケット」は2社に

審査員による厳正な審査と、現地・オンライン観覧者によるリアルタイム投票の結果、以下の2社が
「しあわせ共創チケット」を獲得しました。このチケットを手にした企業は、町の担当課職員と実証事業の実現に向けて具体的に話し合い、伴走してもらうことができます。
日本GXグループ株式会社
「C-マイカーボンクレジット獲得アプリ」×ばんだいコイン連携
湧水の給水や農作業などのエコアクションをクエスト化し、町のデジタル地域通貨「ばんだいコイン」やデジタル住民票と連携。住民の行動を環境価値として創出・可視化する提案です。
株式会社Verbex
高精度な日本語リアルタイム音声対話AIによる、窓口・電話対応の自動化
役場への問い合わせ電話をAIが自動で応対し、省力化を図る提案です。職員数が限られる小規模自治体の窓口DXモデルとして期待されます。

■「ショートドキュメンタリーで共創を全国発信」にオーディエンス賞

町の挑戦やイベントのドキュメンタリー映像の制作を提案した株式会社シシクリエイションは、一般観覧者とオンライン視聴者の投票で最多票を獲得しました。オーディエンス賞として、磐梯町特産のお米5kgが贈呈されました。

■熊検知AIから介護者支援まで、多彩な13社が登壇

当日は、自治体DX、福祉、GX、空間デザイン、獣害対策まで、幅広い分野から提案が集まりました。


ピッチ登壇の様子

- 熊検知:株式会社ジャスミンシステム(Axisネットワークカメラ×AI画像解析による熊検知とリアルタイム通知)
- 役場業務のAI支援:SDT株式会社(「Panorama AI Box」による計画策定・新旧対照表作成など、役場の「書く仕事」を支援)
- 行政手続きのデジタル化:株式会社エムスクエア・ラボ(文書描画エンジン「Oxi」で各種申請様式をデジタル化)/株式会社インフォマート(「BtoBプラットフォーム」で自治体・事業者間の取引を完全デジタル化)
- 脱炭素・防災:株式会社アップルツリー(国産LED×壁面薄膜太陽光×CNノートによる脱炭素・防災給電拠点)
- 福祉・ダイバーシティ:NPO法人UPTREE(「介護者アカデミー」と「スナック介護者」による家族介護の予防支援)/株式会社ライズ&プレイ(アクセシブル周遊謎解きによる共生社会の創出)
- 関係人口・ブランディング:株式会社キミトノート(農家と都市部消費者をつなぐプラットフォーム)/ニューホライズンコレクティブ合同会社(電通出身の独立人材による「磐梯の名水」ブランディング&PR)/さとととし(空き家再生と空間デザインによる関係人口拠点のプロデュース)



会場・オンライン配信で多くの方が提案に耳を傾けました

各社の持ち時間は10分(発表5分・質疑3分・転換投票2分)で、短い時間に提案が凝縮されました。ピッチ終了後の交流会では、登壇企業、町関係者、観覧者が直接意見を交わし、新たな共創の芽が生まれました。

■今後の展開

磐梯町は今後、「しあわせ共創チケット」を獲得した2社を中心に、登壇した各社との対話を深めます。そのうえで、町内での実証実験と社会実装に向けた具体的な協議を進めていきます。

■開催概要

- イベント名:BANDAI Re:Design FAIR Vol.2
- 日時:2026年9月30日(水)13:00~18:30
- 会場:SHIBUYA QWS スクランブルホール・クロスパーク
- 主催:福島県磐梯町(共催:SHIBUYA QWS)
- 参加者数:現地会場(約70名)と公式Youtubeライブ配信(総視聴人数約650人)を合わせ合計約720名(のべ数)
- 登壇企業:13社



■福島県磐梯町とは東京都心から北へ約200km、会津盆地の東北部に位置し、磐梯山を間近に仰ぎ見る山紫水明の地です。平安時代初期の名僧「徳一(とくいつ)」によって建立された慧日寺(えにちじ)を有する会津仏教文化発祥の地として栄えた、歴史と伝統・文化を受け継いできた町でもあります。平安初期の古式建築技法により復元された史跡慧日寺跡金堂・中門をはじめとする歴史的遺産や、名水から作られる日本酒や蕎麦など、魅力にあふれた地域です。






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