ハイケム、長野県上田市で「継続的な里山保全活動」を開始

― 地域と協働し、「やまんばの森」の継続的な支援を実施―

ハイケム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高 裕一、以下「ハイケム」)は、学校法人北野学園、上田短期大学附属幼稚園、やまんばの森づくりプロジェクト及び公益財団法人長野県緑の基金と、長野県の森林(もり)の里親促進事業(以下「里親事業」)に基づき森林整備などの森林づくりを協働で進めることについての基本協定を締結しました。
本協定に基づき、ハイケムはCSR活動の一環として、長野県上田市・塩田平「唐臼山」周辺において、「継続的な里山を守る活動」を実施してまいります。

本協定の初年度の活動として、10月16日(金)に長野県上田地域振興局の立ち会いのもと、関係者による調印式および記念植樹を実施しました。また、10月16日と17日の二日間にわたり、ハイケムの東京本社に所属する37名のボランティア社員による、里山整備を実施いたしました。


<前列> 上田短期大学附属幼稚園 園児の皆さん、上田短期大学附属幼稚園 園長兼やまんばの森づくりプロジェクト会長 新増由香氏 <後列> 学校法人 北野学園 理事 塚田穏敬氏、ハイケム 代表取締役社長 高裕一、長野県緑の基金 事務局長代行 丸山真一郎氏、長野県上田地域振興局 局長 合津俊雄氏

ハイケムが「継続的な里山を守る活動」に取り組む理由
ハイケムは、創業以来30年以上にわたり、日本と中国の間で化学や技術をつなぐ「日中の懸け橋」として事業を展開してきました。
現在、東京本社の社員の約7割が中国出身、または中国にルーツを持つ社員です。しかし、私たちの日々の営みは、この日本社会の中にあります。日本で学び、働き、家族を築き、子どもを育て、地域の人々とともに暮らす。ハイケムの30年以上の歩みは、そうした社員一人ひとりの生活とともに積み重ねられてきました。
私たちにとって日本は、単に事業を行う場所ではありません。社員とその家族が暮らし、次の世代へとつないでいく、大切な生活の基盤です。
だからこそ、事業活動を通じた社会への貢献にとどまらず、地域の自然や暮らしを守る活動にも、自分たち自身のこととして関わっていきたいと考えています。

今回の「継続的な里山を守る活動」は、そうした想いを具体的な行動につなげる取り組みの一つです。地域の皆さまとともに汗を流し、次の世代に豊かな自然を引き継ぐため、息の長い活動を続けてまいります。

代表取締役社長 高裕一よりコメント

ハイケムは、中国にルーツを持つ社員が多く集まり、日中のビジネスを通じて成長してきた会社です。しかし同時に、私たちは30年以上にわたり、日本で働き、暮らし、家族を育み、この社会とともに歩んできました。
国と国との関係がどのような時代にあっても、私たちがこの社会の中で育んできた人と人とのつながりや、日々の暮らしの大切さは変わりません。
私たちにとって、日本の未来は決して他人事ではありません。それは、私たち自身の未来であり、私たちの子どもたちが生きていく未来でもあります。
社会に貢献するということは、何か特別なことをする以前に、自分たちが暮らす社会を大切にすることから始まるのだと思います。
今回の里山保全活動を通じて、地域の皆さまとともに汗を流し、自然を守り、次の世代へとつないでいく。そんな息の長い活動を続けていきたいと考えています。
継続的な支援が求められる日本の「里山問題」とは?
「里地里山」は日本の国土の約4割を占めると言われています。元来、里山は人々の暮らしと深く結びつき、薪や木材、食料の供給元として利用され、長年にわたり人が手を入れることでその環境が維持されてきました。ハイケムが活動を行う上田地域においては、かつて養蚕・蚕糸業が盛んで、桑の栽培などを通じて里山と人々の暮らしが密接に結びついていました。

しかし、養蚕・蚕糸業の衰退や化石燃料へのエネルギー利用の転換等による生活様式の変化、里山周辺の人口減少や高齢化などにより、近年では里山における森林の荒廃が課題となっています。上田市においても、市域の約7割を森林が占めており、森林の荒廃を課題として掲げ、里山整備の支援を進めています。一方で里山整備は、一度整備すれば維持できるものではなく、継続的な取り組みが必要となり、その担い手不足が課題となっています。

ハイケムの「継続的な里山を守る活動」について

唐臼山のシンボルツリー「やまんばの木」の切り株
今般の「継続的な里山を守る活動」の活動地は、古くから自然と共生する信仰が息づき、日本遺産にも認定されている長野県上田市塩田平・東山の西端に位置する「唐臼山(からうすやま)」で、地元住民に長年親しまれてきた里山です。上田電鉄別所線「大学前」駅から徒歩約10分という公共交通機関でアクセスしやすい立地にあると同時に、長年、自然保育に取り組んできた上田短期大学附属幼稚園の裏山であり、周辺には長野大学が立地するなど、多様な利用・波及効果が期待できます。
唐臼山の麓にはかつて神社があり、参道も整備され、地域の人々が花見や祭りを楽しむなど、人々が集う地域の交流拠点としての役割も果たしてきました。その後、明治以降の神社合祀などを経て、かつての参道は失われ、地域と山との関わり方も次第に変化してきたといいます。





現在では、土地所有者である上田短期大学やその附属幼稚園、地域組織「やまんばの森づくりプロジェクト」などが整備に取り組んでいます。山のシンボルであった「やまんばの木」の切り株の保全や、園児の遊び場づくりや地域住民等の憩いの場としての「やまんばの森」の整備を進めるなど、地域住民や子供たちが再び里山に集う環境づくりが進められています。

今般ハイケムが唐臼山の里山整備に、地域の大学・幼稚園や地域組織と協働で取り組むことで、地域のニーズに寄り添った、一過性ではない継続的な支援を行っていきます。

1. 活動内容


ハイケムのボランティア社員

10月16日と17日の2日間にわたり、ハイケムの社員ボランティア37人が、「やまんばの森づくりプロジェクト」の一環として、唐臼山の再生に向けた森林整備活動に取り組みました。

主な活動として、唐臼山の草刈りや除伐、枯損木の処理などを実施しました。また、作業によって生じた枝葉や落ち葉などを円形に積み上げ、小動物や昆虫などのすみかとなる「バイオネスト」を制作しました。さらに、伐採した木材などの残材をベンチづくりに活用し、人々が里山の中で休憩し、自然に親しめる場所を整えました。このほか、唐臼山の散策路についても、近隣の獣害対策も兼ねて、草刈りや除伐、路面の整備に加え、看板や標識の設置を行い、訪れる人々が散策しやすい環境づくりに取り組みました。

ハイケムは、今後もこうした活動を継続することで、人々が気軽に訪れ、自然に親しむことができるとともに、多様な生き物が生息する、人と自然が共生する里山づくりに貢献してまいります。
1. 唐臼山山頂ひろばの整備
60年放置されていた山頂周辺を、子ども・大人も生き物もにぎわう里山として整備・再生

(整備前)                       (整備後)

・森林整備(草刈り、除伐など)



・バイオネストづくり(整備残材の活用、生き物のすみかづくり)



・ベンチづくり(休憩・滞在スペースの整備、残材の有効活用)



2. 旧唐臼山 参道等の散策路及びその周辺の整備
60年間放置され、周辺の水田での稲の踏み荒らしなどの獣害の遠因となっていた参道及び周辺を整備・再生

(整備前)                     (整備後)

・近隣の獣害対策とともに、地域住民などが気軽に唐臼山を訪れることができる環境の整備



・散策路周辺への案内看板・標識などの設置



2. 協定枠組

[協定枠組]長野県「森林の里親促進事業」
[協定期間]令和8年10月16日~令和13年3月31日
[協定主体]以下の関係者で協定を締結
〈協定者〉
- ハイケム株式会社
- 学校法人北野学園、上田短期大学附属幼稚園/土地所有者・現地活動実施
- やまんばの森づくりプロジェクト/現地活動実施
- 公益財団法人長野県緑の基金/企画・コーディネート

〈立会人〉長野県上田地域振興局
[実施場所]長野県上田市 上田短期大学・附属幼稚園裏山(唐臼山)所有林 約5ha

3. 調印式概要

[実施日時]2026年10月16日(金) 13:30~14:00
[実施場所]上田短期大学・附属幼稚園裏山(唐臼山)山頂
[出 席 者]
- ハイケム株式会社 代表取締役社長 高 裕一(里親)
- 学校法人 北野学園 理事 塚田 穏敬(里子)
- 上田短期大学附属幼稚園 園長 新増 由香(活動者)
- やまんばの森づくりプロジェクト 会長 新増 由香(活動者)
- 公益財団法人 長野県緑の基金 事務局長代行 丸山 真一郎(企画等)
- 長野県上田地域振興局 局長 合津 俊雄(立会人)

(敬称略)
[実施事項] 協定概要説明、協定書への署名、協定書のお披露目(記念撮影)、記念植樹


協定書のお披露目


記念植樹


協定記念碑

ハイケム株式会社 会社概要
商社の機動力とメーカーの技術力を併せ持ち、日中化学業界を結ぶ「懸け橋」として事業を展開。現在は化学品のみならず、電子材料、ライフサイエンス、次世代エネルギー分野へと領域を広げ、持続可能な社会の実現に貢献しています。

- 会社名:ハイケム株式会社
- 本社所在地:東京都港区虎ノ門1丁目3番1号 東京虎ノ門グローバルスクエア11階
- 代表取締役社長:高 裕一
- 事業概要:貿易事業/ライセンス事業/触媒開発・量産・受託/グリーンケミカル・次世代エネルギー開発


企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ