仙台で詩を書き続けて30年。詩人・武田こうじの作品展を11月3日より開催。

仙台を拠点に活動する詩人・武田こうじの作品展「1996-2026 詩 仙台」が、2026年11月3日(火・祝)から11月8日(日)まで、仙台市青葉区の『SARP』(仙台アーティストランプレイス)にて開催されます。
1996年より30年間にわたって詩の創作と発表を続けてきた武田こうじの本展では、これまでの作品や活動を振り返りつつ、会期中には詩の朗読や音楽、トークイベントなど、多彩な催しを予定しています。作品展の会場構成、図録制作、広報は株式会社文景社が担当しています。
【作品展概要】
武田こうじ作品展「1996-2026 詩 仙台」
■会期:2026年11月3日(火・祝)~11月8日(日)
■時間:11:00~19:00(最終日は18:00まで)
■会場:SARP仙台アーティストランプレイス
〒980-0012 宮城県仙台市青葉区錦町1-12-7 門脇ビル1F
(MAP)
■入場無料
■主催:武田こうじ
■会場構成・図録制作・広報:株式会社文景社
詩を、紙の外へ。仙台で重ねてきた30年間。
詩集の刊行、ポエトリーリーディングライブ、ラジオ番組の制作、学校や病院での読み聞かせ、ワークショップ。武田こうじは、詩を書くことだけでなく、詩をさまざまな場所へ届ける活動を続けてきました。文字として読む詩。声に出して聴く詩。誰かと一緒に楽しむ詩。その活動は、文学という枠にとどまらず、音楽やアート、教育など、多様な分野へと広がっています。
本展は、詩をただ文字として読むだけでなく、声に出して聴く、誰かと一緒に楽しむなど、様々な形で詩を体験する機会を提供します。展覧会では、1996年から2026年までに生まれた作品や活動の軌跡を紹介し、訪れた方々に詩の魅力を体感していただけます。
作品展示とともに、詩に出会う6日間。
会期中は毎日異なるイベントを開催します。11月3日から5日には『星空カフェ』にて、日替わりテーマによるポエトリーリーディングライブが実施されます。「星」「マカロニ」「30」というテーマに合わせた詩と特別メニューをお楽しみいただけます。11月6日には、東日本大震災から15年を経た仙台での街と表現活動についてのトークイベントを開催。写真家の工藤寛之氏、伊東卓氏、そして武田こうじ氏が各自の視点から言葉を交わします。 11月7日には、音楽とライブペイントを交えたポエトリーリーディングライブが行われ、高見澤音楽室、ほんだあいとともに30年間の詩を振り返ります。最終日の11月8日には、鶴巻児童館「わんにゃんぶう」によるステージ「フードコートとクジラ」が開催され、子どもたちの声で詩が届けられます。 詩の作品展示と多彩なイベントを通して、より深く詩の楽しみ方に触れていただける6日間です。
【武田こうじ2024年2月27日のnoteより】
はじめまして。詩を書いている武田こうじです。仙台に暮らしています。作品をつくり、ポエトリーリーディングを続けています。noteには作品と日記のようなものを書いていきたいと思います。更新などの管理はスタッフにお願いしています。
最初の詩は『夜の途中は朝の途中』、次は『10年遅刻』という作品です。このふたつは仙台文学館のイベントの時につくりました。2006年のイベントでした。いつも、どこかでリーディングをしてきましたが、このふたつの詩は、毎回読んできたと思います。なので、いろいろな場面で読んだ『夜の途中は朝の途中』、『10年遅刻』が思い出されます。
この頃(2006年)から、詩をつくる時に、読んだ時に自分の中で「なにか」が浮かぶものを意識してつくるようになりました。詩を書く始まりは、個人的なものだけど、声にする時に浮かんでくるのは、自分だけではない、いろいろな「なにか」です。
祈るような気持ちで書くこと。届けるように読むこと。そんな自分がいることに気づくこと。自分の声に耳を澄ませてみること。
夜の途中は朝の途中
穏やかに受け入れていく夜の途中
お互いがお互いに与えることができますように
穏やかに消えていく朝の途中
奪い合う前に笑い合うことができますように
やりなおせる気がしている
助けて と ありがとう を
いつも繰り返しているから
新幹線はまた新しいスピードを出した
こんなにも変わらないぼくたちを乗せるために
キッチンも新しい
こんなにも懐かしいカレーを作るために
今 生きている
そんな気がするから
この傷ジャブジャブ洗おう
与えることができますように
笑うことができますように
右手は髪をつかみ
左手が記憶していく
忘れたとしてもすぐ思い出すことができますように
(武田こうじ2024年2月20日のnoteより)
10年遅刻
春の土曜日
初夏の日曜日
そしていつもの月曜日
言葉にしてきたんだ
そっと
心の奥で一人暮らしを始めた
ふつう それはとても小さな生き物だから
思わず「今日って何曜日?」ときいてしまう
思いがけない始まりをいつも期待している
思いがけない終わりをいつも用意している
10年遅刻して見つけた小さな光
声がまた一つ年をとった
(武田こうじ2024年2月24日のnoteより)

活動初期のフライヤー。カフェやギャラリーなど、さまざまな場でライブを行っていた。(写真:武田こうじ2026年9月12日のnoteより)

仙台文学館では自身のポエトリー・リーディング・ライブや、さまざまな詩のイベントを企画(写真:武田こうじ2026年9月13日のnoteより)

八木山動物公園や仙台市天文台などの仙台市施設とのコラボレーションイベントを通して、作品も発表された。(写真:武田こうじ2026年9月13日のnoteより)

東日本大震災の被害地域を取材。「RE:プロジェクト通信」を刊行し、詩を連載。追悼式典での詩の朗読も行った。

文景社カフェの一環で制作された「文景社カフェ/街の詩を続けて」。春・夏、それぞれにおいて、写真家 和泉求の写真とともに詩が展開されている。
【会期中の関連イベント】
11月3日(火・祝)~5日(木)
ポエトリーリーディングライブ
□会場:星空カフェ(仙台市青葉区錦町1-12-6 SARP 仙台アーティストランプレイス隣)
□時間:各日19:30~20:10
□料金:各日2,000円(特別メニュー付)
11月3日「星」
11月4日「マカロニ」
11月5日「30」
11月6日(金)
震災から15年。街で表現してきたものたちはいまなにを考えているのか。
□出演:工藤寛之(写真家)、伊東卓(写真家)、武田こうじ(詩人)
□会場:星空カフェ
□時間:19:30~20:30
□料金:1,500円(1ドリンク付)
□定員:10名
※各イベント予約ご希望の方は、星空カフェまたは武田こうじInstagramのDMまでご連絡ください。
星空カフェ Instagram @hoshizoracafe_sendai
武田こうじ Instagram @koji_takeda_
11月7日(土)
武田こうじ ポエトリーリーディングライブ 1996-2026
□出演:高見澤音楽室(音楽)、ほんだあい(ライブペイント)、武田こうじ(ポエトリーリーディング)
□会場:喫茶frame(仙台市青葉区錦町1-12-6 SARP 仙台アーティストランプレイス隣)
□時間:16:00~18:00
□料金:3,500円(1ドリンク付)
□定員:15名
11月8日(日)
フードコートとクジラ
□出演:鶴巻児童館わんにゃんぶう
□演奏:齋藤めぐむ
□会場:SARP スペースA
□時間:14:00~15:00
□料金:無料
※各イベント予約ご希望の方は、喫茶frameまたは武田こうじInstagramのDMまでご連絡ください。
喫茶frame Instagram @kissa_frame
武田こうじ Instagram @koji_takeda_
【作家より】
詩人活動30年になります。
いままでの作品、活動を振り返る作品展です。
かつてぼくの作品にふれたことがある方も
まだふれたことがない方も
ぜひお越しください。
(武田こうじ作品展「1996-2026 詩 仙台」フライヤーより)
作家プロフィール
武田こうじ
Koji Takeda

仙台を拠点に活動する詩人。1996年より詩の創作・発表活動を開始。詩集の刊行をはじめ、ポエトリーリーディングライブ、ラジオ番組の制作・出演、学校や病院などでの詩の読み聞かせ、ワークョップなど、多様な活動を展開。2026年、詩人活動30周年を迎る。
Instagram @koji_takeda_
note @poet_koji
株式会社文景社について
株式会社文景社は、宮城県仙台市を拠点に、デザイン・編集・言葉を軸としたクリエイティブ制作を行う会社です。グラフィックデザインやブランディング、編集・企画を通して、企業や地域、個人が持つ背景や文脈を丁寧にすくい上げ、その価値が伝わる「風景」を形にしてきました。近年は、制作業務にとどまらず、トークイベント「文景社カフェ」をはじめとする場づくりにも取り組み、クリエイターやビジネスパーソンがリアルに集い、不正解のない思考を共有するコミュニティの創出を目指しています。言葉とデザインを通して、人や街、仕事のあいだにある関係性を編み直し、日常の風景を少しだけ更新していくこと。それが文景社のクリエイティブです。
Instagram @bun_kei_sha_cafe/
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