キャンピングカーで集めた日本各地の廃材を絵の具に。旅する画家・綾海が5周年の個展で描く「いのちと時間」【廃材から描く展2026】11月7日から渋谷で開催

キャンピングカーで全国を巡り、各地で出会った廃材や自然素材を絵の具に変えて描く画家・綾海(あやみ)が、2026年11月7日(土)から15日(日)まで、渋谷のTCU Shibuya PXUにて個展『廃材から描く展2026』を開催いたします。
5周年を迎える今年は、新作6点を含むキャンバス作品20点前後と、これまでの旅で集めた230種類以上の顔料を展示します。
テーマは「いのちと時間」です。
会場では、作品をめぐる謎解きや、作品にゆかりのある飲み物を用意。「捨てられるものを宝物へ」を掲げる長崎のReLABELEDと、海洋ごみを使ったワークショップも行います(11月14日)。
展示の詳しい内容は綾海のnoteでご覧いただけます。
今年のテーマ:いのちと時間
5周年を迎える今年のテーマは「いのちと時間」です。
琵琶湖に重なる無数のいのち、何十年もかけて受け継がれてきた紫根染の技と自然の蓄積。
今年の作品が描くのは、何十年、何万年という規模で積み重なってきた時間と、そのなかにあるいのちです。
作品を見たあとに問いかけたいのは、「じゃあ、これからどう生きるか」。過去を振り返り、原点に立ち、未来をどう生きるかを考えるきっかけを届けます。
新作
今年発表する新作6点です。
「かさなるいのち」:琵琶湖に滞在して制作した、たくさんのいのちが重なり合う作品。何万年という湖の時間のなかで積み重なってきたいのちを8層に塗り重ねて描きました。
「かえり途」:2025年12月に急逝した兄を想い、描いた作品。人生に立ち止まったとき、何が自分の道を照らしているのかを問いかけます。
「あしたは紫」:一度途絶え、人々の手で復活した秋田県鹿角市の紫根染。下染めだけで1年から8年かかる染めのアク(灰)と紫根を絵の具にし、美しい紫色の奥にある、目に見えない技と自然の蓄積を表現しています。
「水の記憶」:加工に手間がかかるため捨てられることもある、山口県下関のフグの尾ビレを絵の具に。
源平合戦、明治維新、下関条約など、多くの時代の転換期を見守ってきた関門海峡。その潮の流れを、移り変わる時代と重ねて描きました。
「探索行動」:車の修理で出る塗料の削りかすを絵の具に。8本の腕で探り、這う・泳ぐ・水を噴き出すと進み方を選べるタコから着想した、未来の車のあり方を描きました。進む道だけでなく、進み方そのものを選べることの自由を問いかけます。
「クジラは今も泳ぐ」:鹿児島県・沖永良部島の赤土と夜光貝、そして2021年に島へ大量に漂着した軽石を絵の具に。軽石を害とせず、「自然のやることだから」と受け入れる島の人の言葉に出会い、軽石の見え方が変わりました。島の海を訪れるザトウクジラを空に泳がせ、島で受け取った豊かさを描きました。
会場のBGMの一部には、琵琶湖での漁の音を録音し、その音を使って制作した曲を使用します。

「クジラは今も泳ぐ」(M60)。沖永良部島の赤土、夜光貝、島に漂着した軽石を絵の具にしています。
顔料:旅で集めた230種類以上の色
これまでの旅で各地から集め、画材にしてきた230種類以上の顔料を展示します。色の数だけ、訪れた土地と素材の物語があります。
謎解き:光を辿って帰り道を探す「光の道標」(5周年企画)
会場内の作品に込められた意味を紐解きながら、謎を解いていきます。参加は有料(500円程度)です。作品を初めてご覧になる方でも参加いただけます。
ワークショップ:ReLabeledDay_もう一度名前をつける日(11月14日)
「捨てられるものを宝物へ」をテーマに長崎で活動する「ReLABELED(リラベルド)」の里見はるかさんをお招きし、不要になった海洋ごみ、廃材絵の具のかけらから、キーチェーンを作るワークショップを行います。さらに、家にある不要になった服を使った、個展オリジナルのひまわりのぬいぐるみオーダーも受け付けております。詳しくはこちら(綾海のnote)をご覧ください。
「廃材から描く」という表現に込めた想い
「廃材から描く」は、全国各地で出会った廃材や自然素材を絵の具にして、その土地の歴史や文化、環境の課題を現地でヒアリングし、その場所の100年後を想った絵を描く活動です。
その素材がなぜそこにあるのか、どんな背景があるのか。作品をきっかけに身の回りにあるものや日々の選択に目を向けてもらいたい。そうした思いでこの活動を続けています。

ひまわりの絵が描かれたキャンピングカー「ひまわり号」で全国を巡り、その土地で素材を集めて絵の具をつくっています。

旅先で、集めた素材を煮出したり粉にしたりして、一つずつ絵の具にしていきます。

琵琶湖では漁師さんと一緒に漁に出て、湖の暮らしを体験しました。

群馬県館林市の沼で、絵の具の素材になるハスを採取しました。
作家プロフィール
綾海(あやみ)

画家/長崎県出身。キャンピングカーで旅をしながら自然のサイクルや文化、地域の人々の想いに耳を傾け作品制作をしている。
作品にはその土地の廃材、自然素材から作られた絵の具が使われており、素材によって異なる質感、色、匂い、経年変化が感じられる。
この「廃材から描く」方法は、素材が持つ歴史や文化、背景を深く想像させるための表現手法である。作品への理解を深めることは、素材の本質を理解することにつながり、私たちを取り巻く環境が常に変化していること、それを理解する重要性を伝えている。
綾海からのメッセージ
日々、多くの方に支えられています。その恩返しの気持ちを込めて今年も個展を開催いたします。日本を周るたびに、私の宝物が増えてきており、旅の中で見つけた宝物たちを、作品を通して皆さんに伝えたいと思っています。日本の宝物たちが、来場される方にも輝いて見えると良いなと思います。是非、一緒に旅をする気持ちでご鑑賞いただけたら嬉しいです。
開催概要

販売予定

綾海 SNS
X:https://x.com/ayami_ecoart
Instagram:https://www.instagram.com/ayami_ecoart/
note:https://note.com/ayami_ecoart
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ